点検ブログ

  • 【クロスのキズ】6月21日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町D邸)

    Q 家具の移動の際に、傷をつけてしまった(笑)
    A 現状を確認。市販されている同色のコークボンドを充填する事で目立たなくする事がある程度可能です。通常、5年目点検の現場ではDIYをオススメするのですが、今回は砂田(プロ級?)が出来る範囲で傷口を目立たないように補修する事になりました。
    08_HD_クロスのキズ_01.jpg08_HD_クロスのキズ_02.jpg

  • 【開き戸の異音】6月21日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町D邸)

    開閉の際にわずかですが異音がしているのを発見。丁番の擦れによる金属音だと思われます。後日、CRC(潤滑油)を丁番に吹き付けして、対処する事をお約束。
    16_HD_開き戸の異音_01.jpg16_HD_開き戸の異音_02.jpg

    また、この開き戸は中にガラスが入った仕様になっており、ドア自体がかなりの重量になります。使用頻度により戸先が下がって、床を傷つけてしまう事例もあります。
    16_HD_開き戸の異音_03.jpg

  • 【天井のクロス】6月5日(土) 定期点検1年目(富山市S邸)

    S様「天井クロスに線が入っているように見えるんです。特に間接照明を付けると分かります。」
    03_YS_天井クロス_01.jpg

    天井面が大きいので下地材同士のつなぎ部分には念入りにパテを塗っていますが、下地材とクロスの伸縮の関係もあって、つなぎ部分のライン(線)はどうしても出てきてしまいます。さらに間接照明で横から光が当たることで、その線がはっきり見えてしまっている状態でした。
    03_YS_天井クロス_02.jpg

    また、このオレンジ色の光が一番目立たせてしまう色になっているようです。
    今回は1年目であり、2年目までは下地材(クロスも追随)が動く可能性もあります。2年目点検時に今以上に悪い状態になっているようであれば、クロスの張り替え等も検討しなければと思われます。

  • 【壁用タイル】5月13日(木) 定期点検2年目(高岡市H邸)

    余ったタイルをもらってお客様ご自身で貼られたとのこと。
    INAXのエコカラットが玄関とリビングの一面に貼ってありました。内装屋さんのならではの、発想と工夫ですね。
    03_HH_壁用タイル_01.jpg03_HH_壁用タイル_02.jpg

    また、脱衣室の一面にも湿気を吸ってくれるエコカラットを貼られたそうです。
    ちょっとのご予算で機能性の高い壁材を選ぶのも、ずっと住まうことを考えると良いのかもしれませんね。
    03_HH_壁用タイル_03.jpg

  • 【結露】5月11日(火) 定期点検5年目(富山市N邸)

    カーテン越しのリビング窓と障子戸越しの和室窓。カーテンと障子戸の断熱効果等の違いや部屋毎の温度差、湿度差もあります。
    [リビング/西側長戸]
    06_N_結露_0106_N_結露_02

    [和室/西側窓]
    06_N_結露_0306_N_結露_04

    「知らないうちに小さなカビが生えていた」という点検現場での事例もありますので、定期的に拭き掃除される事をお勧めします。

  • 【室内水蒸気の増加】4月14日(水) 定期点検5年目(富山市M邸)

    お部屋を暖める時に水蒸気が発生しない蓄熱式電気暖房機(蓄暖)。そして調理時にも燃焼(※1)という水分(水蒸気)が発生しない(電気を使う)IHクッキングヒーター。
    ※1 ガスが酸素と結びついて完全燃焼すると、二酸化炭素と水、熱量が発生します。
    06_M_室内水蒸気_0106_M_室内水蒸気_02

    でも、どうして結露が発生するの?という質問は多くの点検現場で聞かれます。
    結露が発生しやすい季節は冬が多いのですが、室内の場所(リビング、寝室、トイレ)によっては梅雨の時期にも発生します。今回はリビングダイニングでの事例です。

    蓄暖の温風には水蒸気が含まれていない為、室内気温が上がると同時に湿度が下がり、過乾燥の状態になりやすく、湿度が20%という例も珍しくはないようです。そこで、ご家族の健康を考えて加湿器を使ったり、冬場は洗濯物が乾きにくい季候なので、洗濯物を干したりします。
    06_M_室内水蒸気_03

    室内の気温と湿度(水蒸気量)との関係。
    お客様の感覚では、夜更けから朝方にかけて結露が発生している様子。
    気温は暖房を消す就寝時から下がり始め、朝方の寒い時間(暖房をつける頃)が一番低くなっています。
    また、石油ファンヒーター(1ℓの灯油の燃焼で約1ℓの水分が発生)も手軽さからつけたりしますので、換気や除湿をしない限り、室内の水蒸気は徐々に増加します。
    06_M_室内水蒸気_04

    室内が高温のままだと、水蒸気量が増えても(湿度が上がっても)結露はほとんどしませんが、気温が下がると露点(※2)に達して、気温が一番低くなっているサッシ枠等に結露が発生する仕組みです。
    ※2 露点とは水蒸気を含む空気を冷却した時に凝結(気体から液体へと変化)が始まる温度。

  • 【開き戸】4月13日(火) 定期点検5年目(滑川市F邸)

    1階の建具(ドア、床、腰壁等)は全室が無垢(パイン材)でコーディネートされています。
    開閉の状態を確認。
    07_F_開き戸_0107_F_開き戸_02

    このドアは内部にガラスが入っている仕様。重量や使用頻度、室内湿度等で戸先が下がり、床を傷つけてしまう事例もありますが、今回は乾燥している時期であるせいか、底部の隙間は広く開いていました。
    07_F_開き戸_0307_F_開き戸_04

    お客様は以前、開閉の際にラッチ受けがうまくかみ合わなかったようで、DIYでドライバーを使ってビスを緩めて「上下・左右」の微調整されておられました。
    07_F_開き戸_0507_F_開き戸_06

  • 【床鳴り】4月13日(火) 定期点検5年目(滑川市F邸)

    Q 床鳴りがある。
    A 現状を確認。床鳴りの音を聞いてみると床下にある鋼製束の金属音のようでした。
    09_F_床鳴り_01

    そこで、床下点検も併せて実施。床下点検口は和室にあるので、畳をはぐっています。
    09_F_床鳴り_0209_F_床鳴り_03

    床鳴りのする箇所の鋼製束を増し締めしている様子です。該当する箇所だけを増し締めしても周囲とのバランスによって違う箇所の床鳴りにもつながるので、床上と床下との連携プレイとなります。
    09_F_床鳴り_0409_F_床鳴り_05

    Q 以前、ムカデが大量に床下から出てきたので、バルサンを使ってみた。
    A 現状を確認。基礎パッキン工法という床下通気なので、煙状の殺虫剤を使っても完全に密閉されていないので殺虫効果は低下しますが、虫の死骸が数多くありました。
    09_F_床鳴り_0609_F_床鳴り_07

    通気性は良いのですが、周辺環境(田んぼや畑、木々)による基礎パッキンからの小さな虫の侵入もあると考えられます。