点検ブログ

  • 【住み心地アンケートでの満足と不満足】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    1年目点検ではお客様に住み心地アンケートのご記入をお願いしています。
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    「蓄暖の上の棚にあるコンセントの数をもっと増やしておけば良かった。」とお客様。
    電化製品1個につきコンセントを1個使っていると、おのずとコンセントがいくつあっても足りなくなってしまいます。電源タップで集約する方法があるのですが、タコ足配線のように感じ取られたせいか、機能的には良いが、景観的に良くないとのことでした。

    定期点検でのお客様の声。生活スタイルや装備・仕様等、全てのお客様は価値観等が異なっているので共通点を見つけるのは難しいのですが、新居計画を立てておられる方々への参考になれば本望です。
    今回の事例で改めて感じたのは「経年変化等によって起こり得る様々な現象・事例を考えながら建築前・中のプランに臨むこと」も必要かもしれません。お家の立地条件(周辺環境等)や施工時期等によって、全ての点検現場で起こっている訳でもないので、総合的に考えるのが良いかと思われます。
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    どこの住宅メーカーを選んでも新築時は全てにおいてステキであり、おおよその方々が満足されていることと思います。「選んで良かったという本当の感想」は、住まわれる前ではなく、直後でもなく、1シーズン以降を住まれることで「起こり得る劣化や消耗等の経年変化に対する工務店のアフターフォロー」という対応次第で「その工務店の良し悪しが決まる」と言ったほうが妥当かもしれません。
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    プランという仮想の世界は「空間や生活スタイルのイメージ」だけであって、暮らすという現実の世界で起こり得る「経年変化等」の現象までを伝えることが難しい(弊社の説明義務はあります)と思います。人伝(ひとづて)で聴いたり、上手にネットを活用して良し悪しを見極めるのも大事と考えます。

  • 【結露】2013年3月21日(木)お家の点検1年目(富山市I邸)

    結露跡は特に見受けられませんでした。暖房器具はエアコンと石油ファンヒーターです。
    [リビング]
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    石油ファンヒーターの燃焼時の水分発生量をご紹介。室内の水蒸気量が増加して湿度が上昇、室温の低下にともなって結露が発生するのですが、お客様宅ではエアコンも併用して使っておられることで除湿効果もあると思われます。
    [エアコン]         [石油ファンヒーター]
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  • 【結露】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町S邸)

    結露跡を調査。暖房機器は蓄暖とコタツ、室内には空気清浄機(加湿器)があります。蓄暖は「暖かいけど過乾燥になる」ようで空気清浄機の加湿機能を使っておられるご様子。
    リビングのサッシには結露が発生しているそうだったので、結露の仕組みである「加湿によって室内の水分が増加、蓄暖を切って室温が下がると(湿度が上昇して)露点になって結露する」仕組みを紹介。
    カーテンを引いていると、内側は室内の空気の対流があるのですが、外側とサッシの間は空気が滞留する傾向があり、結露の原因にもなっています。
    [リビング/南東側]
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    数年後の見た目の美しさを考えて(カビの発生を防ぐ)サッシ枠を乾拭きで定期的に拭いて頂くようにお願いしました。2年目の報告書を読み返してみると、寒い日は蓄暖の近くで室内干しをされておられるご様子。洗濯物が干せると室内の水分が増加して、加湿器を使っているような状態にもなります。

    寝室の窓に結露跡。寝ている間に体内から放出される水蒸気によって室内の湿度が上がり、朝方の室温の低下によって結露しているものと思われます。
    [2階寝室]
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  • 【結露】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)

    結露跡を調査。特に結露跡と思われる箇所は無かったと思われます。お客様宅の暖房機器は蓄暖です。
    [リビング/南側]
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    今の季節、屋外では洗濯物が乾きにくい時期です。室内干しは点検現場のご家庭でもしておられるのをよく見かけます。蓄暖の場合はすごく暖かく過乾燥になるので、暖房の機能は勿論ですが、洗濯物の室内干しとしての乾燥機の役割も重宝します。
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    蓄暖の前面は温風が出てくるので、無垢の床材の場合は過乾燥によって床材同士の間に隙間(木部に含まれる水分が放出される)が出来やすくなります。
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  • 【床暖房の効果測定】2013年3月2日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    全室が床暖房。住み始めて1年目の冬は1階も2階も全ての床暖房を点けていたが、2年目の冬は1階だけにすると経済的になったと、お客様の嬉しいご感想。1階の暖気が2階に上がっていくことで2階の床暖房を点けなくても済んだようですね。
    [床暖房のコントロールパネル]
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    階段はリビングではなく廊下に面している間取り。階段口の入口には引き戸があり、この扉を閉めることで2階との寒暖の空気の対流を防ぐのに役立つのですが、1階全体が床暖房で非常に暖かい状態である為、暖気を2階に逃がす格好で節約になっている事例です。季節を問わずいつも開けっ放しとのことで、開放的で良いと思われます。
    [扉を開けた様子]     [階段の様子]        [扉を閉めた様子]
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    和室にも床暖房を入れたが、畳が断熱性能の高いスタイロ畳であり、床暖房の恩恵はあるのか?と疑問視されていたお客様。
    [1階リビング・キッチン] [和室]           [2階居室]
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  • 【仮想と現実の違い/お家の過剰な設備投資?】 2013年3月2日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    全室が床暖房。1階と2階がほとんど同じ仕様であると考えると、予算的に余裕が無い限り、なかなか出来ない装備の選択ですが、ご家族のことを考えて「寒い思いをさせたくない」というお気持ちは強く伝わってきます。
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    間取りと冷暖房設備、風の向き等々。点検現場でお客様のご感想をお聴きしていると、床暖房もそうですが、「蓄暖は1階だけで良かった」等々もありました。お家の間取り・仕様・装備等はお客様と弊社プランナー等の合意の上で決められていくものと思われますが、お客様自身も予備知識を持っておられたほうが良いこともあります。
    外での気象等による自然現象は多くのお客様がご存知なのですが、お家の中にも同じような現象があることをあまり知られていないのも事実です。暖気と寒気の移動(1階と2階)、湿った空気と室温などで起こり得る結露等々、生活スタイルにも関係してきます。
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    今回は結果的に建築前と中のプラン打合せ(仮想)と住まい方の変化・発見(現実)にギャップが生じる事例になりました。住まわれているお客様にとっては毎月の支払である「住宅ローン」があり、新築当時の大満足がちょっと反省しなきゃイケナイへと変化することもあります。本ブログがこれから建築される方々への参考となれば本望です。

  • 【化粧ダクトカバー(スリムダクト)の下がり】2012年12月5日(水)お家の点検5年目(富山市T邸)

    化粧ダクトカバーの下がりを発見。こげ茶色?のカバーの間から白い配管(コーテープ?)が見えたので隙間を塞ごうと下のほうを持って手で引き上げてみましたが、完全に閉じませんでした。そこで、室外機の架台を足場にして・・・
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    一段高くのぼって高い位置から隙間のすぐ下に手を添えて完全に閉めました。この化粧カバーはネットで調べてみると「スリムダクト」と言われる部材だそうで、材質は対候性を考えてアルミニウムやABS樹脂、硬質ポリ塩化ビニル樹脂等々が使われているようですね。
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  • 【結露等】2012年11月17日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)

    サッシ枠に結露跡は特に無く、暖房器具はエアコンと石油ファンヒーターを併用されているご様子。
    [リビング]
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    灯油が燃焼すると同時に水蒸気や二酸化炭素が発生し、この水蒸気が結露になる原因にもなっています。でも、使っていたからと言って必ずしも結露が発生する訳でもなく、室内の水蒸気量の増加と室温の低下による湿度の関係(露点)、室内空気の移動等という事例もあります。

  • 【結露等】2012年11月10日(土)お家の点検1年目(富山市H邸)

    結露跡は見受けられませんでした。主たる暖房設備は床暖房となっています。
    [リビング]
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    床暖房でホットカーペットの使用(熱がこもる)は大丈夫?の質問がありましたが、特に問題ないと思われます。
    [床暖房/ホットカーペット]
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    ※1 床暖房[Y]と電気(ホット)カーペット[H]の違い
    ① 熱を伝えるには「温度差」が必要。熱伝導は「温度差の大きさ」に比例します。水に例えるならば、高低差があるほどよく流れると同じ。したがって、ヒーター自体の温度は高いほうが良い。
    ② 面積も重要。同じ高低差であっても、熱伝導の面積が広いほうが熱量は多くなる。
    費用 ・・・ 手軽さや初期費用、ランニングコストの低さではH。ただし、部屋中の暖まり具合を考えると他の暖房機器の併用となります。
    耐用年数 ・・・ Hは電線に通電させて発熱させる仕組みで耐用年数は平均10年。Yの温水パイプ(床下にお湯を循環させる)は30年以上の耐用年数。
    快適さ ・・・ Yだけで部屋が十分暖まる為、他の暖房機器との併用がなく、空気がキレイで加湿器が不要等々。遠赤外線を利用した輻射熱である為、長時間使用に向いているが、室温が上がってくるのに約1時間(スロースタート)を要する。すぐに暖めたい時はタイマー設定か他の暖房を併用します。
    暖まり方 ・・・ Hはそれ自体がヒーターであり、「ヒーター温度=床温度」となり、30℃が限界。
           (30℃を超えると低温やけどを起こすこともある)
           Yは床面とヒーターの間に「床材」があり、床面は30℃でもヒーター温度はより高くできることが決定的な違い。Yのほうが「伝えることができる熱量を増やせる→ヒーター温度を上げることができる」
    参考/http://okwave.jp/qa/q2506295.html/床暖房とホットカーペットの構造上の違いについて
      /http://www.yukadanbou-kaiteki.com/electric_carpet//床暖房で快適.com