Q 3枚引き戸が開閉しにくい時期があった。
A 現状を確認。今回の開閉検査では特に開閉しにくいという現象は見受けられませんでした。
[和室側]
開閉しにくくて無理に力を入れすぎてしまったせいか、取っ手の横を傷つけてしまった(汗)とお客様。
季節や気候・天候による湿度変化によって扉や敷居、鴨居等が伸縮、そしてLDKと和室の湿度差(エアコンの除湿機能等)によって引き戸自身も伸縮して開閉しにくくなっているのかもしれません。
[和室側] [左・・・和室/右・・・LDK]
Q これまでに何回か自分で(お客様DIY)直しているが、ソフトクローザーが効かなくなることが多い。
[物干し場/引き戸]
ドライバーでビスを回して開閉状態を補正確認しましたが、閉まり方がスムーズではありませんでした。
そこで扉を取り外して細部に至るまで補正することになりました。
扉の桟や車輪にはホコリ(衣類の繊維)がたくさん詰まっていました。物干し場なので知らず知らずのうちにホコリが溜まってしまう、起こり得る現象だと思われます。
車輪の高さを調整、最後にCRC(潤滑油)を拭き付けして車輪の摩擦を滑らかにしました。
ソフトクローザーの調整する時のコツを伝授。扉の閉まる・開ける左右の軌道と部品の向きとの関係をお客様に解説。
ドライバーの先端を動かしながら・・・「これが・・・こうして・・・」とジェスチャーで伝授します。日頃からDIYされているお客様なので、フムフムと頷いておられました。
Q 引き戸を開ける時に重く感じることがあった。
A 現状を確認。「扉の閉まる勢いを弱くする」ソフトクローザーが原因と思われます。そこで扉を取り外して部品を再検査しました。
[引き戸/洗面脱衣室]
ソフトクローザーについては他の点検現場でも同様の事例があったので、様々な事例をお客様に紹介しています。
扉が閉まる時に上部の部品に引っ掛からせることによってソフトに閉める仕組みです。開く時に重く感じるのはこの部品が逆に引っ掛かっているからだと思われます。
「このトイレの扉を開く時も重かった」とのお話。点検スタッフによる開閉テストをしましたが、特に重くは無かったと思われます。力の加減・力をかける角度等によって「重い」という感じ方が違うものと考えられます。
[引き戸/トイレ]