Q ドア枠がよく外れる。
A お客様の前で実際に枠材を取り外して、現状を再確認。
当初、お客様は外れないようにして欲しいとのご要望でしたが、「なぜ外れやすいのか?」を改めて説明(※1)しました。お客様は理解・納得されて、このままの状態で良いとのことになりました。
※1 万が一のドアを外す大がかりな工事に備えて、ドア枠の内側にはドア本体を取り外せるようビスが打ってあり、これを覆い隠すように枠材(戸当たり)がはめ込みされています。
Q 鍵穴に鍵を入れてもロックが掛かりにくい。
A 現状を確認。お客様はロックの掛かり具合が悪い(鍵が抜けにくい)際には、鍵穴に「CRC(潤滑油)ではなく」鉛筆の芯(黒鉛)で鍵を擦る方法を知っておられて、私たちスタッフの前で試されていました。
CRCは滑りをよくするのに重宝されますが、鍵穴に吹き付けるとホコリがくっ付いて開けにくくなってしまうので注意が必要です。
そこで、他の点検現場での「鍵穴パウダー」を使っていた事例をご紹介。鉛筆よりも手軽にシュッと吹き付けて改善ですね☆
弊社のスタッフが愛用しているのが、㈱フキから発売されている「キースムーサー(鍵穴の潤滑剤)」という商品(約700円)。ホームセンターで販売されているので、買い物ついでに探してみると良いですね。
表示されているコピーには「鍵前の鍵穴潤滑・摩耗防止に」と。使用対象では鍵穴だけでなく、車のドアのきしみ防止やビス・ナットの取り外し前に等々、使い道が多いので一家に一個あっても良いのかもしれませんね。
新築のお家。ご友人やお知り合いが新築されると、「住んでみてどう?」「不具合とかある?」等々、情報交換や新築前の情報収集時に見た展示場の雰囲気と重ね合わせて、「あれ?」と思う場面もあると思います。
これまでの点検現場で見受けられる現象を考えてみると・・・
・玄関ドア(ドアクローザーや丁番、鍵穴等々)
・開き戸(丁番、扉が下がって床にキズ、隙間、ロックの掛かり具合等々)
・引き戸(ロック、擦れ、閉まりにくい等々)
・吊り戸(下がり、擦れ等々)
・結露、カビ、変色等々
これらの原因について考えてみると・・・
・使用頻度や使い勝手(経年変化等々)
・温度変化による油圧等の変化
・生活スタイル(水蒸気の発生)による湿度変化
ご家族の方が住まうことで、建具等の経年変化(劣化等)が進みますが、メンテナンスすることで部材等を長持ちさせることができます。
橋爪が「住まいの管理手帳」をお見せしているワンシーン☆
本日はありがとうございました。今回は積雪があったので、屋根に上ったり外回りの点検が出来なかったのですが、雪解けを待って、残りの点検を実施する予定となっています。
これは岡野が上着を忘れて、気づかれたお客様が手渡ししているシーン。
たまにですが、道具を忘れることもあります。もし、お気づきになりましたら、ご遠慮なくお聞かせくださいね☆
宜しくお願いしまーす!!