これからのお家のメンテナンス方法の説明です。手に持っている冊子は「住まいの管理手帳」。砂田のこれまでのアフター現場での知識を組み合わせて話しています。
お客様が生活する上で、どんな工夫をされているのか、私自身も勉強になっています。
やっぱり、住まい方は十人十色。
弊社はメンテナンス方法等をお勧めしているのですが、やっぱり、お客様から教わる事も多いと改めて感じました。「お客様と二人三脚」、良い言葉ですね。
4月20日(月) 定期点検2年目(富山市S邸)
所要時間 13:00~14:28 曇り
スタッフ 砂田、長澤、柳島、鉾井、渡辺
協力業者 同行なし
【S邸の紹介】
シンプルな外装に緻密に計算された植栽の配置。外国の郊外にあるお家を思わせます。
生活する上で使い勝手を良くする設備を配置されたり、照明設備をオシャレにまとめられており、正にSさま仕様となっています。
大勢のお客様が訪れるS邸。広いLDKが大活躍していますね☆
4本のポーチ柱の底部(土台)にはステンレス製の支柱が施してあります。
4本のうち、2本(北側から順に)をピックアップ。ステンレスはサビないことで知られていますが、表面にはサビ(もらいサビ※2)が発生していました。
素材自身は問題ないのですが、周辺環境からの影響も考えられます。
※2 ステンレスは「サビない」ではなく、「サビにくい」金属。サビにくいのは含有しているクロムが酸素と結合し、表面に酸化皮膜を形成、この皮膜がサビを防ぐ役割となっているようです。
したがって、表面にキズがついても空気中の酸素に触れている間は自己再生します。
もらいサビは、表面に異種金属が付着して、その金属がサビることで、ステンレスがサビた
ように見える現象。これが放置され、付着している箇所に酸素が触れないままになると内部に侵食、ステンレス自身のサビにつながることもあるそうですね。
(参考/㈱サステックhttp://www.sustec.co.jp/category/1199612.htmlより抜粋)
Q 外壁にヒビ割れがある。ヒビ割れした箇所から雨漏れの心配は?
A 現状を確認。外壁材の表面に「塗り壁模様の塗装」が施されている仕様です。今回のヒビ割れは下地となっているジョイント部分のコーキングの変化(下地材同士が湿度により伸縮する影響)にともなうもので、コーキングと塗り壁材との弾力性の違いから起こり得る現象です。
下地には防水シートもあり、雨漏りへの直接的な原因にはならないと思われます。
また、ヒビ割れした箇所を目立たないように補修(上塗り)した場合、周囲との調色が難しく、逆に目立つこともあり、そのままのほうが良い場合もあります。
ヒビ割れした箇所にホコリ等が堆積し、黒く汚れてしまうこともありますが、お客様は「白色にこだわったのだから仕方が無い」とご理解されていました。ありがとうございます。
(参考/2009年3月13日入善町U邸2年目点検、塗り壁、メンテナンスについて)
(参考/2009年2月14日富山市N邸1年目点検、外壁)