屋根材はガルバリウム鋼鈑仕様です。表面に少し汚れがありましたが、特に異常はありませんでした。
[建物後面/西側]
デジカメ画像で屋根の状態をお客様にも見て頂きました。
Q 基礎のヒビ割れが多い(案内葉書)
A 現状を確認。細いヒビ割れが北側や西側に数箇所ありました。ハンマーで表面を軽く叩いて音を聞くことで内部が剥離しているか否かを検査しています。
[建物後面/西側]
基礎本体ではなく表面に化粧用としてモルタルを塗布しているので構造的な影響はほとんどないと思われます。仮にヒビ割れが目立たないようにセメントを上塗りした場合、ツギハギのように目立ってしまうこともあるので、協議の結果、このままの状態となりました。
お客様は他社で施工された隣家の基礎を例示されました。「縦に線の入った施工はヒビ割れがない?」
の質問に対して「目に見える目地が縦に入っているのでヒビ割れしても目立たない」と説明することで理解して頂きました。
[西側の隣家]
お客様にアンケートをお願いしました。用紙に記入されていないことは口頭で聞いています。
Q 中田工務店を選んだワケは?・・・通りすがりに立ち寄った。
Q 住まいになってからの感想は?・・・まずまず快適です。
Q 蓄暖を点けていても冬は寒い?
LDKに蓄暖があるのですが、エアコンも点けておられるご様子。吹き抜けは暖房効率が非常に悪いという感想を頂きました。一概に「吹き抜けが悪い」とは言えないのですが、蓄暖の容量不足や設定温度、体感温度の差などがあると思われます。
[LDK]
Q 窓に目隠しを付けてみたが・・
2年目点検では「隣家の2階からキッチンの窓を通して室内が見えてしまう」という感想があったので、点検後のフォローでカーテン等の見積書を提示していましたが、ブラインドウだと開閉時のヒモの位置が嫌だったり、フィルムを貼ると景色が見えなくなる等の理由で却下されていたようです。
今回の5年目点検ではお客様が100均ショップで「貼る飾り」を購入されたご様子。なかなかセンスが良いです。室内が少し暗くなりましたが、プライバシーの保護やインテリア等を考えると、メリットが大きいと思われます。
和室のサッシのブラインドウを上げてみると、白木の枠材が少し変色している状態でした。住み始めて1年目で何らかの理由で結露していたようで、発見が遅れて拭いていなかったことで起こったようです。室内干し等が原因だったのかもしれません。
[和室]
Q 子供部屋に入ると目がチカチカすることもある。24時間換気を点けているのに・・・
壁クロスの糊などホルムアルデヒド等の有害物質の量は昔に比べてかなり低くなっていますが、窓を閉めっ放しの状態で換気システムだけに頼るのは大きな空気の流れがなく室内の空気が滞留することも。また、有害物質はお家を構成する部材等だけでなく、家具等にも含まれていることもあります。
[2階居室]
直射日光による化学変化は起こり得る現象ですが、「窓を開けての換気」がほとんどなく、窓を閉めっ放しにすると、空気がよどんでしまうこともあります。日頃から窓を開ける習慣を持って頂き、2箇所(空気の入口と出口)を開けて換気して頂くよう、もしも防犯上の心配がある場合はサッシにかませるグッズが販売されているので探してみることもお勧めしました。
2015年3月18日(水)お家の点検5年目(高岡市A邸)
所要時間 14:38~16:16 曇り
スタッフ 前根、渡辺
【A邸の紹介/中田工務店が訪問検査に来るので・・・】
弊社の訪問検査(新築後の定期点検)でお客様に直接お聞きしたり、お部屋の状態を見て客観的に判断したりしていますが、「弊社・中田工務店が訪問検査に来る」ことに対して事前準備されているのかどうか・・・話のついで?にお聞きすることもあります。
1 大掃除並みに準備(ピカピカにする、徹底した整理整頓)
2 日常の掃除の延長(掃除機かけ、生活感を隠す)
3 とりあえず、片付け(洗濯物はそのまま等々)
以上のシーンが想定されますが、もちろん例外もあります。
お家の訪問検査・定期点検はお客様ご家族の実生活を振り返って・実生活に合わせて助言しています。
室内に日常的な生活感が見えてくるとライフスタイルが連想されるので、起こり得る現象が想定できて的確な助言ができるメリットがあります。
例えば・・これがキレイに片付けられた室内環境で「結露」の話があると、改まってお客様のお家の問診をしないと助言できないこともあるので、点検スタッフにとっては気苦労もあります。
[雨水枡]
雨水枡を検査。特に異常はありません。
[建物左面/西側]
[汚水枡]
汚水枡の点検を実施。少し白い油脂等が溜まっている状態でした。汚水枡とつながっている排水管の途中で油脂等の溜まり具合が不自然な箇所もあったので、これまでの経緯をお聞きすると、以前に隣の実家の下水詰まりがあって、詰まり除去の際に一挙に流れ出た跡のようでした。
[建物左面/西側/洗面脱衣室]
白い油脂等の溜まりが特に多かったのはキッチン側でした。そこでお客様からホースをお借りして全ての汚水枡内を洗浄しながら数年に1回程度で今回のようなお手入れをオススメ。油脂等が配管の壁にくっ付いて水流で取れにくい場合は、塩ビの棒を入れてかき出すようにすれば汚れが落ちやすくなります。
[建物後面/北側/キッチン]