Q クロスが浮いている。
A 現状を確認。この浮いた箇所は下地ボードのつなぎ目となっています。湿度変化等によって下地材(木部)が伸縮して最終的に表面に貼ってあるクロスにも影響が及ぶという起こり得る現象です。クロス保証の2年目なので、後日、クロス業者にて目立たないように補修することをお約束。
[LDK/東側]
[LDK/西側]
Q LDK側の引き戸を開閉すると異音がする。
A 現状を確認。3枚引き戸のうち、右側(LDK側)の扉を開ける途中で擦れる音がしていました。全ての扉は同じ形状なので3枚とも入り替えをしてみましたが、現象は変わりませんでした。
[左側は和室/右側はLDK]
扉の傾きに対して補正できるネジや密閉性を高めているモヘヤの位置(出具合)を調整してみました。異音は以前よりは少し小さくなりましたが、扉が少し反っているので完全には改善できませんでした。
お客様に一連の補正作業を説明。冬の間、LDKは蓄暖を点けているので過乾燥状態となっています。仕切り扉を閉め切っていることで「LDKと和室の湿度違いによる扉の反り」が原因と思われます。現象が起こり得ることを今回の定期点検で理解して頂きました。今後の対策として少し扉を開けておいて、LDKと和室の湿度が同じ程度になるように注意して頂くようお願いしました。
10年目点検が間近になってきました。弊社の定期点検が始まったのは他社と同レベルのアフターサービスになるようにしたのがキッカケ。当時は定期点検って何?という単純な疑問が多く、今思うとほとんど解決・改善しているので不思議な感じです。現在は点検って当たり前のことになっています。
住宅メーカー・協力会社では「家とはこんなもんだ」と半ば常識的になっている現象や事例があるのですが、一般的なお客様にとってみれば当たり前でない現実があります。多くの点検現場でお客様の声をお聞きしていると自然に身に染みてきます。
定期点検現場でのやり取り等をブログで発信すること。最初は抵抗もありましたが、皆様からのお力添えがあって何とか続けています(記事をほとんどアップしていない時期もありますが・・・汗)
これからも弊社の点検ブログを温かい目で見守っていてくださいね。
2013年9月14日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町W邸)
所要時間 14:52~16:18 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【W邸の紹介/点検スタッフによるお掃除】
今回の5年目点検はお客様と一緒に重い洗濯機をずらして排水口の部品清掃。もちろん、入っていた洗濯水は動かす前に抜いて頂きました。やっぱり洗濯機は非常に重いものです。コーナーに置いてあると力の入れ具合が難しいこと、ましてや人数が2名だと少し動かすにもかなりの重労働でした(大汗)
写真で見る限りは簡単そうに見えますが・・・(笑)
一般的に洗濯機を動かすのは新旧交代やお引越しの時ぐらいであり、非日常的な事だと思います。家族構成がご夫婦とお子様だけだと男手も足りず、人手が増え・頼むのにも迷惑じゃない・こんな時じゃないと出来ないこともありますね。
お家の場合、住まわれていると様々な現象を目にします。気になるか、気にならないかはお客様の性格・感性になると思いますが、原因を改善しないと同じことの繰り返しになることもあります。
現象の原因追及。当時の施工を振り返る時は記録やメモ、現場監督の記憶が頼みの綱となります。しかしながら、補修の場合の基本は現地確認と施工予想という原始的な方法が一般的だと思われます。
Q 給湯器から水が漏れているのでは?
A 現状を確認。給湯器内部の配管状態が確認できるカバーを外そうと試みましたが、右側のビスは回って開けられたのですが、左側は錆が原因で開けることが出来ませんでした。
そこで、片方だけ開けながら内部の様子をお客様にも確認して頂きましたが、濡れている跡は見受けられませんでした。濡れている原因は別にあるようです。
周辺調査の結果、濡れている場所は給湯器ではなく、横にあるヒートポンプからの排水パイプの不備によって水が漏れていたと思われます。排水パイプの有無をお客様に確認しましたが、元々無かったのでは?とのことでした。
仮に排水パイプがあった場合、ドコに流す予定だったのか?を確認すべく、設備台の横に立ち上がっている配管に水を入れてみることになりました。
ホースからの水が配管を通って雨水枡内に出てきているのを確認。排水パイプが当初から無い弊社の不手際と思われますので、無償で取り付けることになりました。