スリムダクトの隙間に詰め物がしてありました。以前にコウモリの被害があったそうです。
コウモリは鳥獣保護法で駆除できないのですが、寄せ付けないようにするスプレーする方法(効果は数時間程度)もあります。前回の2年目点検ではスリムダクトを叩くとコウモリの糞が大量に出てきたようです。
[建物左面/東側]
室外機から伸びる配管を覆うスリムダクトの隙間に詰め物があります。
Q エアコンが取り付けられている壁面から汚れが垂れてきている。
A エアコンの取り付け部分の壁がホコリ等で汚れているのと同時に、エアコンによる結露等によって垂れてきているものと思われます。
[LDK]
工事になると有償になります。無償の範囲内で済ませたいとのご希望だったので、定期的なお掃除をお願いしました。2年目点検時も同じような状態だったとのことです。
※ 参考/㈱スリーディー/http://www.3d-eco.co.jp/article/13310760.html/エアコン水漏れの原因
原因の大半がドレンホースの詰まり。詰まると水がそこから逆流して室内に入ってくるそうです。
内部に溜まったホコリ、カビ等が塊となって室内機と室外機をつなぐドレンホースの途中で血栓のように詰まったり、ドレンホースの外側出口から虫が入ってくることで障害物になることもあるそうです。
また、ドレンホースの傾きが水平方向に設置されていると、水は上から下に流れる性質があるので、傾斜が逆方向であれば出口側に水が流れず、室内機へ逆流します。また、何らかの理由でエアコン本体が斜めにずれた(ドレンホースが出ていない側に傾いた)場合は、ドレンパン(本体の受け皿)からドレンホース側へ水が流れず溢れることもあるようです。
Q 以前に洗濯機の排水が詰まって下水臭がしていた。
A まずは重い洗濯機をずらして排水管の状態を確認することにしました。
初めての本格的な大掃除だったのか、かなり汚れていました。2年目点検でも同様のご指摘があったのですが、当時は洗濯機の片方だけを持ち上げて排水ホースの確認をして「ホースと金具を接続する為に巻かれていたテープが30cm程度の長さしかなく、そこからの水漏れ」と診断。改めてビニールテープで補強して、様子を見て頂く形となっていました。
お客様も一緒にお手伝いして頂き、以前よりもかなりキレイになりました。後日、専用薬剤を使って配管内部のお掃除をお勧めしました。
[ビフォー] [アフター]
最後はキャップを取り付けてお掃除完了です。
2013年9月14日(土)お家の点検2年目(富山市八尾町M邸)
所要時間 13:02~14:16 晴れ
スタッフ 横窪、永原、渡辺
【M邸の紹介】
おかえり♪
ご家族が「ただいま♪」と帰ってきた時、山の木霊(こだま)のように響きあう玄関と2階ホール。手摺りの上からの元気な声、ニコニコと子供達の笑顔が溢れるシーン。昔のCMのワンシーンにあったような(屋外に付いているベランダだったかも?)思い出があります。
優雅さと重厚感があるアイアン製の黒い階段手摺り。「木製」とは異なった趣き、中世ヨーロッパ的な雰囲気です。
収納の工夫。小上がりがある場合は床下・側面の空間を有効に活用すべく収納スペースになっています。室内を飾る照明もステキにチョイスされています。
玄関はセメントで作られた人工石(人造石)が採用されています。天然石とは異なった趣き・魅せ方でシッカリと自然な味わいを演出していると感じられます。
[玄関]
Q カーポートを設置したい。
A 改めて現状を確認。現在は家の正面に斜め方向で車を止めておられるご様子。雪国の場合、雪が降ると車に積もった雪を除雪してから運転するのが一般的ですが、屋根が付いたカーポートの場合は除雪の手間が省かれますので、忙しい時には大助かりです。
カーポートをどの位置に設置するのか?
この地域は特に積雪が多く、10寸勾配の屋根の横(お家の側面)にカーポートを作る場合、落雪でカーポートが破損する可能性が非常に高いと思われます。
実際に空間を認識して頂けるよう、横窪がスケールを手にとって寸法を測りながら、お客様に見て頂きました。新築住宅と同様に「責任施工」を前提にしていますので、カーポートの場合は落雪による破損の影響があるかもしれない・いい加減な施工はできません。屋根の角度が急勾配に対処した弊社からの代案(建物前面で車幅を考えて少し斜めに施工)に理解して頂けるようご提案。
Q 蓄暖を少し右側に移動させて左側の空間をもっと有効に使いたい。
A 現状を確認。人力で対処することになるので、蓄暖内部の蓄暖レンガを取り出して重量をある程度軽くした後に移動する方法を説明。後日、見積書を提示することをお約束。
[LDK]
蓄暖の移動によって少し広くなる部屋のコーナー部分。お客様はアンティークな家具を置きたいとのご希望。現在使用しているコンセントがふさがってしまいますが、収納スペースにされたいご様子。
ここでキッチンの壁に自由に取り付けられる可動棚をご提案。ドッシリと固定されてしまう家具よりも「収納したい」という希望・機能を優先すると、「可動棚収納」という選択肢もあります。それだと高さも自由に変化できるので非常に便利ですし、既存のコンセントが隠されずに使えるメリットもあると思われます。
Q 蓄暖の上に棚を作っても大丈夫なのか?
A 棚は落ちないように安定させるために2面で取り付け・補強します。蓄暖からの輻射熱によって木製の棚の場合は過乾燥によるヒビ割れや棚と壁との隙間を埋めているコーキングが切れることもあります。安全面では問題ありませんが、見栄えが気になってしまうこともあります。これの代案としては脚のついた作業テーブルを蓄暖の上に配置することでも問題ないと思われます。