点検ブログ

  • 【雨樋】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    正面雨樋、そして集水器(※1)の近くにもバドミントンのシャトルが詰まっていました。
    03_M_雨樋_0103_M_雨樋_02

    ※1 軒樋に溜まった雨水を下に落とす部材です。上合(じょうご)とも言われています。

    雨水が詰まる原因になるので、樋から取り出しました。シャトルの状態を見ると、プラスチック製の羽根が太陽の紫外線等でボロボロになっていました。数年経過しているのもあるようですね。
    03_M_雨樋_0303_M_雨樋_04

  • 【コーキング】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    外壁のコーキングに切れを確認。現在は小さな傷口ですが、そのまま放置すると雨水の浸入の原因にもなります。この傷口が次第に大きくなって、外壁の張り替え等の大きな工事に発展することもあります。
    07_M_コーキング_0107_M_コーキング_02

    コーキングの保証は5年。その後の補修の判断はお客様に委ねられます。後日、見積書を提示する事をお約束。建物の立地もありますが、紫外線や風雨等で劣化が激しくなる箇所です。
    07_M_コーキング_03

    サッシ廻りのコーキングも切れてくる時期です。

  • 【床下点検】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    リビングで少しの床鳴りがあったので、床下にある鋼製束の調整を施しました。シロアリ保証は強い薬品を使っていないので5年で切れる為、シロアリ業者による点検(無償)をお勧めしました。
    新たに防蟻工事をするかの判断はお客様次第になります。
    08_M_床下点検_0108_M_床下点検_02

  • 【クロス】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    室内のほとんどのクロスが綺麗な状態でした。脱衣室のコーナーに隙間を発見。コークボンドによるクロスの隙間等の補修保証はお引渡し後の2年間。今回は、ホームセンターで販売されているコークボンドを使ってDIYで補修する事をお願いしました。
    09_M_クロス_0109_M_クロス_02

  • 【枠材(戸当たり)の外れ】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q 枠材が手で外れるのはどうして?
    A 現状を確認。まずは、スタッフが手で簡単に外れる事を披露。
    外れないようにボンドで固定する方法もありますが、万が一、ドア本体を取り外す補修になった場合に備えての「単にはめてある」施工になっています。
    12_M_枠材_01

    過去にボンドで固定されていた為に、枠を全て削ったり、丁番を切ったり、等々の大きな工事になった事例が3~4件ありました。これを聞いたお客様は、現状のままで良いとご納得。
    12_M_枠材_02

  • 【カビ】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q 結露による、黒カビがなかなか取れない。
    A 現状を確認。カビがサッシ枠のゴム部分に深く侵入しているものと思われます。早期の対応が基本(結露水のこまめな拭き取りや古歯ブラシに中性洗剤を付けてこする等)ですが、カビ取り剤のゼリータイプやティッシュ(薬剤を含ませる)を長時間、患部に浸けておく事をお勧め。局所的に試してみて効果を確認できれば、全体に施すようにお願いしました。
    [リビング]
    13_M_カビ_0113_M_カビ_02

    [2階居室]
    13_M_カビ_0313_M_カビ_04

  • 【結露】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q ペアガラスなのに結露するのは何故?
    A 現状を確認。まずは、「複層(ペア)ガラス」は結露しにくいという事です。結露の主な原因には、外気とサッシ枠との熱の伝導、室内水蒸気の量、室内空気の温度(対流も含む)が関連していると思われます。
    14_M_結露_0114_M_結露_02

    現在の室内建具仕様のままで結露を防ぐには・・・
    ①石油ファンヒーターの使用をなるべく避けること。これは、灯油1ℓの燃焼で、約1ℓの水分が発生するためです。
    ②除湿や換気等で室内湿度を下げること。これは、室内の水蒸気量を減少させることで露点(結露が発生する温度)を下げるためです。
    ③室内空気の循環を良くすること。カーテンをしている窓は結露が発生しやすいそうです。これは、カーテンによって室内の熱が遮られ、窓の表面温度が低くなる事が原因となります。カーテンと窓の間にある程度の隙間を設ける事で結露が和らぐようです。
    また、結露防止カーテン(二重構造、特殊な生地等)も市販されているそうですね。

    ここで、室内水蒸気や結露について考えてみました。
    まずは、「空気はどれだけでも水蒸気を含めるものではなく、気温によって限界があり、気温が高いほど空気はたくさんの水蒸気を含むことができる」と言う事です。
    (飽和水蒸気量より引用/http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/shitsudo1.html)
    具体的に説明すると・・・
    14_M_結露_03

    [気温が30℃の時]
    30.4gまで水蒸気を含むことができるので余裕があります。
    [気温が20℃の時]
    水蒸気17.3gがグラフの曲線(飽和水蒸気量)と交わり、これ以上、水蒸気を含むことができなくなります。この温度(この場合20℃)がこの空気の露点です。
    [気温が10℃の時]
    空気は9.4gしか水蒸気を含むことができなくなります。17.3gのうち、水になってしまうのは
    (17.3g-9.4g=7.9g)7.9gの水蒸気が水として出てくることになります。 

    水蒸気を多く含んでいる(多湿)ほど、その空気の露点は高くなり、室内での水蒸気の発生が多い(除湿や換気等はなし)ほど室内気温が低くなるにつれて結露しやすくなります。

    したがって、起きている時は暖房機器を点けて部屋を暖め続けているので、室内気温が高く、水蒸気が増えても結露が発生しにくいですが、就寝後、暖房機器が消されることで水蒸気量はそのままで、室内気温が低下。時間の経過につれて室内で一番低くなる箇所(カーテンとサッシの間)に結露が発生しやすくなると考えられます。

  • 【床のきしみ】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q 2階の床で、きしみの原因って何?
    A きしみの原因は、一般的には、床材を構成する合板内の糊部分に隙間が発生して、そこに体重がかかることで音が出ます。
    15_M_床のきしみ_01

    補修方法では、1階の場合は、床下から鋼製束を調整する事で改善されますが、2階の場合は、床上から細い釘(隠し釘)を打って対処します。