化粧モルタルのヒビ割れが前回の1年目点検の時よりも少し広がっていました。
[建物右面/南側]
現状を確認。立水栓の左右にはテラス(左)と雑土間(右)があります。テラスの自重で少し沈んだことによって表層施工の化粧モルタルも巻き込まれたものと思われます。構造的な基礎本体にまでは影響は及んでないのですが、見た目が気になります。後日この部分をやり直し施工することをお約束。
[1年目点検時/少しのヒビ割れ]
暖房器具はエアコンや石油ファンヒーターです。リビングでは特に結露跡は見受けられませんでした。
[リビング/南側]
2階居室の小窓の枠周辺が結露化していました。1階の暖かく湿った空気が2階に移動(空気・温度の対流)し、冷たい部分に当たって結露化したものと思われます。
[2階居室]
エアコンは除湿効果がありますが、加湿器や石油ファンヒーターによって室内に水蒸気を放出させていることで湿度が上昇します。ただし、ご家族のお体の健康を考えると、ある程度の湿度は必要です。
今の季節は洗濯物が非常に乾きにくい時期。暖かなLDKで室内干しされるお客様は大勢いらっしゃいます。乾くことで室内水蒸気量が増加(洗濯済みの濡れている衣類から室内に水蒸気が移動)し、室温の低下とともに結露化します。起こり得る現象をあらかじめ知って頂き、定期的な拭き掃除等で将来的なカビ発生を抑えて頂くよう助言。
[雨水枡]
1年目点検後のフォローではお客様からの「カーポートにある雨水枡の周囲(コンクリート)にギザギザな箇所がある」とのご指摘で枠内を削った経緯がありました。今回は車の真下で蓋を開けて内部の検査が出来なかったのですが、外から見る限りですが補正した跡が見受けられました。
[建物正面/南側]
[1年目]
[汚水枡]
汚水枡の点検を実施。白い油脂等が溜まっていました。
[建物右面/東側/キッチン]
そこでホースをお借りして水流で洗浄することになりました。
キッチンのシンク等の排水から油汚れを含んだ洗剤排水が配管を流れる時、温度的・電子的に油分を再放出することで油脂等が溜まる現象があります。外は雪降りで非常に寒かったのですが、起こり得る現象をお客様の目で見て頂いて、今回のような洗浄による定期的なメンテナンスをお願いしました。
Q クロスに隙間がある。
A 現状を確認。色違いのクロスの間が剥がれてきたようです。
[階段口/寝室前]
コークボンドを剥がれた箇所に再度充填、ローラーで均してタオルで拭き仕上げ。
2階ホールから寝室への短い階段は曲がっているので、脚立をバランスよく置くことができません。そこで、脚立の脚の3点は階段桁に置いて、残りの1点は足の甲にしました。非常に痛かったのですが、安全第一ということで・・・(汗)
[2階居室]
コークボンド充填とタオル拭き取り
手際よくコークボンドやタオルを使って目立たないように補修しています。
[クロスのヒビ割れ]
Q 天井のクロスに白い線が出てきた。指で擦ると少しは取れるが、ヒビ割れなのか?
[寝室天井]
現状を確認。下地ボードのジョイント部分(クロスが左右に引っ張られている)であり、タオルで擦るとクロスのヒビ割れが分かる様子。コークボンドで調色しながら補修(一般的にはクリアかホワイトのコークボンド)という方法もありますが、補修跡が逆に目立ってしまうこともあります。お客様との協議の結果、このままの状態を理解して頂きました。
[2階ホールの天井]
[コークボンド充填] [タオルで拭き均し]
[スポンジで拭き仕上げ]