点検ブログ

  • 【食器棚の扉の引っ掛かり】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 食器棚の扉の開閉時に引っ掛かりがあって、キズをつけてしまった。
    A 現状を確認。
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    扉の接続金物をドライバーで調整して建付けを改善。扉と収納棚を接続させている金物のビス位置等によって扉の開閉の動きを調整できることを説明し、不具合が起こる前のお客様DIYをお勧めしました。
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  • 【ポストのサビ】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q サビのようなものが出ている。どうしてなのか?
    A 現状を確認。サビ色になっているのは右面だけでした。このポストはステンレス製でありサビは発生しにくいと思われるので、今回の現象は「もらいサビ」と考えられます。
    [右面/サビが付着]
    03_TY01_ポストのサビ_01.jpg03_TY01_ポストのサビ_02.jpg

    [上面/サビは見受けられず]
    03_TY01_ポストのサビ_03.jpg03_TY01_ポストのサビ_04.jpg

    「ステンレスのサビ」について・・・
    もう少し詳しくネットで検索してみると、ステンレスは「錆びない」のではなく、「錆びにくい」金属ということです。中でも「もらいサビ」は鉄粉等の異種金属が表面に付着して、その金属が錆びることでステンレスが錆びたように見える現象。気をつけなければいけない点は付着した金属自身だけが錆びるのではなく、ステンレス自身の「サビ」にまでつながることもあるようなので、注意が必要です。
    (参照/㈱サステック/ステンレスとサビ/http://www.sustec.co.jp/category/1199612.html)
    また、ステンレスはJISでは結晶組織から5種類(オーステナイト系、フェライト系、マルテンサイト系、二相化系、析出硬化系)に分類され、用途に応じて使われる種類が異なっており、クロムとニッケルの含有割合が違っています。ちなみに磁石がくっ付くステンレスは錆びやすいそうです。

  • 【基礎モルタルのヒビ割れ】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q 基礎の表面がヒビ割れしているのはなぜか?
    A 現状を確認。基礎のコンクリート肌を隠すために施されている厚さ数ミリの化粧モルタルです。温度変化によって収縮・ヒビ割れしたものであり、構造上はほとんど問題ありません。お客様と協議の結果、補修跡が目立つ事例もあるので、現状のままで良いことになりました。
    [建物左面/南側]
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  • 【目地の切れ等】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    目地の切れを発見。基礎とは一体型ではなく、土間コンクリートの重さによって下がる傾向があります。
    [建物左面/南側]
    05_TY01_目地の切れ_01.jpg05_TY01_目地の切れ_02.jpg

    Q コンクリートにヒビがある。大丈夫なのか?
    A 現状を確認。基礎モルタルの現象と同様で、犬走りのコンクリートの表面にも薄いモルタルが施されています。温度変化による収縮で表面のモルタルだけがヒビ割れしている現象であり、コンクリートには影響が無いと思われます。
    05_TY01_目地の切れ_03.jpg05_TY01_目地の切れ_04.jpg

  • 【ツバメの巣跡】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    「ベンドキャップの上や外壁にツバメが巣を作っていたので取り払った」とお客様。ベンドキャップの上は分かるのですが、外壁面は垂直なので作りにくい環境?と思ったのですが・・・、これまでの点検現場でも同様のお話を聞いたことがありました。
    [玄関横の屋根の下]                    [玄関横の外壁]
    07_TY01_ツバメの巣_01.jpg07_TY01_ツバメの巣_02.jpg07_TY01_ツバメの巣_03.jpg

  • 【引き戸の隙間】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q 扉が反って隙間が開いている。
    A 現状を確認。木製扉が「く」の字状に反っている状態でした。この引き戸を間にしてLDKでは蓄暖が点けられて暖かく過乾燥な状態となっており、玄関ホール側との湿度の差が原因で隙間(反り)が発生しているものと思われます。
    [1階LDK]                       [扉を閉めた状態]
    09_TY01_引き戸の隙間_01.jpg09_TY01_引き戸の隙間_02.jpg09_TY01_引き戸の隙間_03.jpg

    このような湿度変化による木製扉の変化は木の特長(調湿機能)を考えると仕方のない現象と思われますが、「この隙間を埋めるモヘヤなどの隙間風防止の物が無いのか?」とお客様。後日、対処することをお約束。

  • 【クロスの浮き等】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q クロスが浮いている。
    A 現象を確認。補修跡を目立たないようにする方法は「浮いた部分にカッターを入れて空気層を押しつぶしてローラーで均しながらコークボンドを充填」することになります。
    [2階LDK]
    14_TY01_クロスの浮き_01.jpg14_TY01_クロスの浮き_02.jpg

    Q クロスの下地が浮いている。
    [階段踊り場]
    14_TY01_クロスの浮き_03.jpg14_TY01_クロスの浮き_04.jpg

    A 現状を確認。室内外の湿度変化等によって下地ボードのジョイント部分が少し浮き出てくる現象です。構造的には問題ないのですが、景観的に目立ちます。仮に階段の壁全体を貼り替える場合、予算的に大掛かりな工事にもなるので、対応の難しさが考えられます。
    また、この現象を考慮した過去の工夫された設計施工実績では「真ん中部分に廻り縁を入れる」等をしてクロスを上下に分ける方法がありました。デザイン的には好みがありますので、選択肢のひとつとして考えられても良いかと思われます。
    14_TY01_クロスの浮き_05.jpg14_TY01_クロスの浮き_06.jpg

  • 【壁クロスの下地跡が目立つ】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q 間接照明を点けるとクロスの下地跡が浮き出ているのがクッキリと分かる。何とか目立たないようにできないのか?
    A 現状を確認。下地ボードのジョイント部分でクロスが浮き出ている状態でした。
    [玄関ドア→ホール]     [ホール→玄関ドア]
    15_TY01_壁クロスの下地跡_01.jpg15_TY01_壁クロスの下地跡_02.jpg

    [ホール→階段]
    15_TY01_壁クロスの下地跡_03.jpg15_TY01_壁クロスの下地跡_04.jpg

    天井クロスの浮き等は下地ボード同士の間であり、木部が湿度変化等によって伸縮すると同時に下地ボードも動き、これに追随してクロスが変化しているのですが、ある意味仕方のない現象かもしれません。これをある程度予防するにはデザインよりもクロスの模様や厚さ等で決めることになり、自由な選択肢の幅が小さくなってしまい、全体的なコーディネートに支障がある場合はお客様のご理解が必要なこともあります。施工面ではボードを打つビスのピッチを再検討することも考えられます。

    [1階リビング/天井]
    [サッシを背に撮影]
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    [キッチンから撮影]
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