壁はビニール製のクロスではなく、塗り壁仕様になっています。湿度変化により下地(木部)が伸縮、下地ボードが追随して動くことでコーナー(隅っこ)が開いている状態。起こり得る現象なのですが、今回は1年目点検であり、2年目点検まで様子を見ることになりました。
[2階子供室A]
点検ブログ
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【結露】2013年3月5日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)
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【基礎モルタルのヒビ割れ】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
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【外装の劣化】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
コーキング(シーリング)の弾力性を確認。太陽の紫外線等によって次第に硬化・ヒビ割れという経年変化(劣化)などが現れます。下地には防水シートが施してありますので雨漏りの直接的な原因にはならないと思われます。
[建物後面/西側]将来的な外装修繕ではコーキング(シーリング)の打ち直しや外壁などの防水塗膜(塗装)の再施工が出てきます。ともに足場工事が必要になるので、同時期に実施したほうが経済的です。
今後の起こり得る現象を紹介。外壁材には防水塗装を施していますが、太陽の紫外線等の影響によって次第に劣化・粒子化してチョーキング現象(外壁の表面を手で触ると塗膜が付く)が起こります。防水塗膜が効かなくなってくると外壁の基材が少しずつ傷んで余計に費用がかかることもあります。次回の10年目点検でも検査を実施して将来的な補修等の目安がわかると思われます。
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【クローゼットの扉】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
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【床鳴り/リビング】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
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【結露】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
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【工法とクロスの変化】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
5年目点検の案内の往復葉書に「クロスの隙間」についてコメントがありました。そこで現状を確認。
お客様宅の構造は気密性や耐震性等に優れた2×4工法で暖房機器は蓄暖仕様となっています。外周部以外の壁は下地に石膏ボード(耐力壁)が貼られているので、木部の湿度による伸縮(蓄暖の場合は過乾燥による縮み)が伝わりやすく、クロスに変化が多く発生する傾向があると思われます。
[2階ホールの天井/浮き] [2階洋室のコーナー/隙間]クロスの隙間等を目立たないようにするコークボンド補修は2年保証。2年目点検以降のクロスの変化についてはお客様にDIYをお願いしています。
新築時から年月が経過すると同時に経年変化という現象が所々に出てきます。機能的な消耗、部材の耐用年数等、構造的には影響は無いのですが、景観上で気になる部分。いざDIYとなると「うっ・・・」と最初のうちは感じますが、実際にやってみると「食べず嫌い」の感覚で何ともないようです。
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【鳥の巣が作られた跡】2013年3月2日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)
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【雨垂れ確認】2013年3月2日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)