Q クロスの隙間や浮き等がある。
[キッチン吊り棚の横]
壁クロスの隙間や浮きが縦と横に見受けられました。![]()
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そこで、コークボンドを充填して、目立たないように補修することになりました。
[縦の「隙間」に容器の先端でコークボンドを充填し、タオルで拭き取り]![]()
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Q クロスの隙間やヒビ割れは今後とも起きる現象なのか?
A お客様は階段手摺りに貼ってあるクロスを見ながら質問されました。季節の変化による室内湿度の変化によって下地の木部が伸縮します。これにともなってビニール製のクロスも追随しますが、経年変化によってクロスの弾力性が劣化していくとクロスに変化(隙間や浮き等)がでてきます。![]()
クロスの施工方法について。コーナー(角)部分はよじれを防ぐために、あらかじめ「端っこ同士を召し合わせる(角の部分は切る)」施工をして、隙間には白系のコークボンドで目立たないようにしているのが現状です。クロスが変化しても簡単に対処しやすいように配慮されています。
これがコーナーで巻いた施工の場合、クロスの変化によって「よじれ」現象になってしまい、補修するのに大変苦労しますし、跡が残ってしまうこともあります。![]()
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隙間が見えても構造上には全く問題はありませんし、隙間風も入ってきませんし・・・他の点検現場での事例を紹介しました。
これは営業の永原が自分用のコークボンドで目立たないように補修している様子です。これまでに点検現場に同行して、点検スタッフが補修している状態を見て、自分なりに覚えたようですね。![]()
Q 以前に知人から業務用の高圧洗浄機を借りて、試しに少しの範囲だけを洗浄してみた(笑)
A 現状を確認。外壁の模様は横に流れているデザインです。横の模様の場合、今回の事例では模様に凹凸もあるせいか、縦のラインと違って汚れ等が下に落ちにくくなることもあります。![]()
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お客様は特定の場所に対して高圧洗浄機をかけてお掃除されたそうですが、水の圧力の加減(高圧洗浄機と外壁との距離・間合い?)が分からず、外壁の塗膜が剥がれる心配をされていたご様子。そこで、専門の業者に依頼したいとのことでした。![]()
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お家の方角(外壁の面)によっては、日の当たり・雨の当たり具合が異なっていたり、近くの空き地等から藻やカビの胞子が飛んできて付着しやすかったり等々。次回に「高圧洗浄を使った外壁の汚れの落し方、外壁用洗剤の種類等」をご提案することになりました。![]()
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雨垂れ(撥水膜となった黒い跡)の主な原因は、サッシやベンドキャップの周囲に施されている防水・弾性コーキングから溶け出した可塑剤等に含まれるシリコン油。水だけの洗浄よりも洗剤も使ったほうが油分を分解してくれますので、良い効果が得られると思います。
Q キッチンとリビングの間ぐらいに床鳴りがある。
A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、床下の鋼製束が鳴っているような音でした。当日は床下点検口のある収納庫が空けて無かったので、後日、床下にもぐって床下点検と床鳴り現象の改善をすることをお約束。![]()
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これは少しキッチン寄りの場所で床鳴りがあったのを改善した跡。以前にも床鳴り現象があって、床下にもぐってみたのですが、その場所には鋼製束が無く、構造の関係で根太が横に入っていて、床下からの改善が難しい箇所だったそうです。
よく見ると、床鳴り対策で床上から細い釘が打ち込んでありました。写真ではホクロのように見える?のですが、撮り方が上手じゃなかった(デジカメの性質上、近距離でのピントが合わせられなかった?)ので・・・ごめんなさい!![]()
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結露跡を調査。お客様宅には「内窓」が取り付けられています。住宅エコポイントが設置のキッカケだったそうですね。
[和室/東側]![]()
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リビングには蓄暖が設置されています。和室とリビングは隣り合わせ。この仕切り扉は日常的に閉めておられるご様子。お客様ご家族の主な生活の場所はリビング・ダイニングキッチン。扉を開けた際にリビング内の暖かくて湿った空気が和室へと流れ、その暖気が冷やされることで結露が発生するものと思われます。天気図の解説みたいな感じですね。![]()
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寝室は、寝ている間の呼吸により体内から放出される水蒸気と室温の低下で結露が発生しやすい環境。
内窓を設置することで室内温度も一定に保たれて、結露の発生を防いでくれます。
[寝室/南側]![]()
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雨は降ってなかったのですが、エコキュートの辺りを点検していると水が落ちてきました。不思議に思って上を覗いてみると・・・![]()
天板が少し凹んで雨水が溜まっている状態。そして点検パネルのカバーも損傷しており、土台となっているコンクリートにはヒビ割れや欠けが発生していました。![]()
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原因は屋根雪の落雪の被害と思われます。2年前に太陽光パネルを取り付けられたそうで、パネルの上に雪止めが無いせいか、大雪による屋根雪の落下でかなりの勢いがあったと思われます。![]()
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現段階ではエコキュートに問題はありませんが、年月の経過とともに運転に支障が発生するかもしれないと思われます。お客様との協議の結果、今回の5年目点検後のフォローでは天板や点検パネルの修理、そして今後の再発防止としてエコキュートの上に雪避け屋根を取り付けるご提案をすることになりました。![]()