点検ブログ

  • 【結露】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    お客様宅での暖房器具はエアコンと電気ストーブ。結露についてお聞きすると、特に無いそうです。サッシ枠の結露跡を検査しても小さなカビは見受けられませんでした。
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    また、石油ファンヒーターの場合は「灯油が1ℓ燃焼すると、水分が1ℓ発生すること」を説明し、蓄暖に切り替えられた事例もご紹介。
    石油ファンヒーターは手軽で安価ですが、使用される場合は結露に注意し、結露跡は丁寧にタオルで拭き取って頂くよう(カビ発生の防止)お願いしました。
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  • 【床の黒ずみ/洗面脱衣室】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    洗面脱衣室の床はフローリングです。足拭きマットが置いてあった(置いている)場所の床が黒ずんでおり、お客様は黒くしてしまったことに大変後悔されていました。
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    [洗面台前]        [浴室前]
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    ここで、他の点検現場でも同様の事例があることを改めて紹介。今後も起こり得る現象に備えて頂くようお願いしました。

  • 【トイレの換気扇】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    トイレの換気扇の向きが斜めになっている状態を発見。お客様にお聞きすると、換気扇を取り外してお掃除した後、取り付けられなくなったご様子。
    [1階トイレ/傾いている状態]
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    そこで、大矢が取り付けることになりました。
    [カバーを外した状態]
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    [本体のビスをドライバーで締める]
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    [2階トイレ/傾いている状態]
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    [いったんカバーを外す]
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    [本体をビスで留める]
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    取り付け完了です☆

  • 【クロスの隙間・浮き等】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    Q 天井クロスに隙間・浮きがある。
    A 現状を確認。昨年にもお客様から問合わせがありました。当時は天井クロスを貼り替える場合、施工費の半分(約3万円)で補修するご提案でした。
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    これは木部の湿度による伸縮で下地のボードが動き、この動きにクロスが追随できないことによって発生する現象です。コークボンドで目立たないように補修しても逆に目立ってしまう事例を紹介。完全に隠す場合は貼り替えるしかないと説明し、お客様に理解して頂きました。
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  • 【開き戸の隙間】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    Q 隙間が見える。
    A 現状を確認。「ドアの底部の隙間」は建築基準法による換気計画に基づいて施工されている隙間であることを説明し、まずはラッチ受けを微調整して、開閉時の少しのガタツキを改善。
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    次に「ドアとドア枠の間の隙間」は扉の使用頻度や使い勝手等で少し傾いている状態であると説明。
    対処方法は丁番の調整になります。順番は「両サイドのビスを緩めて、真ん中のビスで傾き(奥行き)調整」であり、調整が終わった後は必ず両サイドのビスを締めて頂くよう助言。
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    また、扉の戸先が床を擦る現象(このドアはガラスが入った仕様であり、重量がある)が発生することもあるので、「扉を閉めた状態で上下を調整できる」丁番のキャップを外して、その中に見えるネジを回す方法です。回す時は右手にドライバーを持ち、左手の指を扉の底部に挟んで、扉の微妙な上下移動を指先感覚で判断して頂くよう助言。
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  • 【結露】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    結露跡は特に見受けられませんでした。お客様宅の暖房機器は蓄暖です。
    「蓄暖だと室内が過乾燥になる?」とお聞きしたところ、大きく頷いておられました。
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    蓄暖であっても、結露する仕組み(蓄暖が切れた後は室温が低下し、室内の水蒸気量が変わらなければ露点となって結露する)や寝室の結露が多い事例を紹介。
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  • 【クロスの隙間】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    クロスの隙間について。木部が湿度変化によって動くことでクロスも追随し、お部屋の隅っこに隙間が発生する現象を紹介。
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    そこで、施工面では隙間が発生することをあらかじめ想定して、コークボンドというボンド剤を隙間に充填しています。ボンド剤にも耐用年数があり、室内の諸条件によって異なっていることを説明。
    隙間が見えても景観上であり、隙間風が入ったり、構造上には全く問題ないことを改めてご理解頂きました。
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  • 【お家を建てて5年が過ぎました】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    お家で起こり得る現象や事例、お掃除方法等がイラスト付きで分かりやすくなっている「住まいの管理手帳」をお渡し☆奥様は(・_・D フムフムとページをめくりながら頷いておられました。
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    お家は一生モノですが、お家を構成する部材は定期的に検査して劣化状況を確かめることも必要となります。住まいの管理手帳には「定期的なお家の点検」についても書かれています。
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    住まいの建材は塗装(塗膜)によって腐食や錆から保護され、美観を保っています。塗装には寿命(耐用年数)があり、もし傷みがひどくなるまで放置すると、塗装だけではなく建材にまで傷みが生じます。
    そうなってくると、塗装だけでは済まなくなって、ダメージも大きくなり、修繕費が高額になってしまいます。
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    30年間の標準的な維持保全(点検、手入れ、更新、取替え等)計画※1という記事がありました。
    屋根の場合、コロニアル葺きでは5年毎の点検が推奨されています。主な点検項目では「ずれ、はがれ、浮き、割れ、雨漏り、変形、仕上げ劣化、さび、釘浮き」等となっています。
    ※1 出典「長期優良住宅に係る認定基準 技術解説」、発行 一般社団法人住宅性能評価・表示協会
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    お家の定期点検。人間ドックや自動車の定期整備点検と同じようなものです。不具合が表面に現れる前に点検によって不具合を事前に察知し、大事に至る前に早めにお手入れすること。
    これが住まいを快適に、長持ちさせるコツとなっているようですね。
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  • 【ハチの巣】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    Q またハチの巣ができた(汗)外回りの草に除草剤を散布して草が枯れだした後に見つけた。
    A お客様と現状を確認。
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    外壁材の底部と水切りの間にアシナガバチ(※1)を発見。丈の長い雑草が隠れ蓑になっている状態。
    目視検査では巣が「外壁の内側の通気層」に進入しているものと思われます。
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    Q カーポートの屋根の下にもハチの巣がある・・・(汗)
    A 近くには寄ってないのですが、遠目で確認。冬になるとハチがいなくなりますが、それまで待つとなると、かなり先の話です。車に乗り降りする際には刺される危険性もあります。DIYで対処が可能ですが、お客様からご依頼があれば、専門業者を紹介することをお約束。
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    これは1年目点検の様子。雨樋と鼻隠しの間にアシナガバチが巣を作っていました。
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    ※1 アシナガバチは4月頃から巣作りを始め、冬には全て死に絶えます。空家になった巣は再利用されることはないそうです。ハチを刺激すると攻撃してくることがありますが、イタズラしない限り、あまり心配がなく、毛虫等を捕食する益虫ということです。
    (処理の手順)
    市販されているハチ用のスプレー式殺虫剤で十分に駆除が可能です。昼間は活発に活動している為、巣にいないこともありますが、暗くなると巣に戻ってきて、動きも鈍くなる為、処理は日没後が良いそうです。化粧の香りや懐中電灯の光に反応する為、注意が必要となります。
    (参考/ご家庭でのアシナガバチの駆除のしかた/http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/division/ nogyo/ seikatuniyakudatu/seikatuniyakudatu02.html)
     

  • 【クロスの隙間】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    下地の湿度変化による伸縮等でクロスの隙間が数箇所で発生していました。今回はコークボンドを充填して目立たないように補修しています。コーナー部分に隙間が発生しても、隙間風が入ってきたりすることはありませんが、見た目で気になるご様子。
    [和室]          [階段口]
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    階段口のコークボンド補修の様子です。周囲から足元の状態を見ると、かなり危険かも・・・(大汗)
    脚立を階段の段違いに配置しているので、バランスが微妙・・・(汗)
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    これは脚立を使っていません(当たり前ですが・・・笑)
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    コークボンド(水性)は一般的に2年が耐用年数となっています。充填した箇所が乾燥して年月が経過すると、プチプチ状になることもありますが、景観上であって、構造上は全く問題ありません。

    [サンルーム]
    また、定期点検の返信葉書には「サンルームのクロスの切れ」と書かれていました。この現象は下地ボードのジョイント部分の広がりです。湿度変化による伸縮で下地材が動いて内装クロスが追随できずに隙間となって現れています。
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    ヒビ割れ部分にコークボンドが充填できるようにカッターで改めて隙間を作っています。
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    カッターで開けた隙間にコークボンドを充填しています。
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    はみ出たボンド剤をタオルで拭き取って、ローラーを強く押し当てています。
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    仕上がり(補修後の様子)をお客様に見て頂きました。近くでよ~く見ると補修跡が分かりますが、遠目では分かりにくくなった状態にお客様は満足そうです。
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    [寝室]
    天井クロスには「浮き」や「ヒビ割れ」現象がありました。下地材の伸縮(湿度による)によりボード動くことで、ビニール製のクロスが追随して跡が出てきます。
    目立たないように補修をかけても良いのですが、逆に補修跡が目立つことも考えられます。昼間の太陽光では分かりにくいのですが、照明を点けると天井も照らすので発見しやすくなります。
    お客様との協議の結果、このままの状態で良い事となりました。
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