点検ブログ

  • 【床鳴り】7月15日(木) 定期点検5年目(富山市婦中町S邸)

    Q 床鳴りがある。
    A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、床下で床を支えている鋼製束が緩んで鳴っている金属音であると判明。季節や季候の変化による湿度の影響で、木部の伸縮が原因と思われます。
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    そこで、床鳴り対処も含めて床下点検する事にしました。該当箇所の鋼製束の増し締め、周辺の鋼製束の調整も行ないます。
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    一級建築士の岩見が床下にいる砂田に声を掛けている様子。床下では声が共鳴するようですね。これは床下に入った者しか分からないかも・・・(汗)
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    床下から砂田が出てきました。手に持っている物は床下専用ボードで下に車輪が四つ付いています。スタッフの間では「コロコロ」とも呼ばれています。
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    自動車整備工場等々でもよく使われているかもしれませんね。

  • 【雨垂れ】7月14日(水) 定期点検2年目(黒部市K邸)

    Q 雨垂れを落とすのに高圧洗浄をかけてみたが、汚れが取れなかった。
    A 現状を確認。雨垂れでは空気中に含まれている汚れ成分(排気ガス等)が雨水に混じって落ちて、ベンドキャップの凸部分などが障害物となり、雨垂れになって汚れ(跡)が残るようです。
    また、外壁の形状(凹凸や模様等)によっても違うと思われます。
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    そこで、汚れ落としに登場するのが高圧洗浄機。業務用と家庭用とに分かれています。業務用の場合は、ディーゼル(軽油)やガソリンエンジン仕様なので、かなり高圧になるようです。

    噴射力が強すぎると汚れと一緒に塗膜が剥がれてしまう事もありますので、ネットで検索すると家庭用の電気仕様を購入してDIYで車の洗車や塀のコケ落としをされている方もいらっしゃるようですね。
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    外壁に当たる噴射力は感覚的ではありますが、水圧や距離をご自身で調整してみると良いそうです。
    また、洗剤を一緒に噴射できるオプションもあるようで、洗剤を入れる場合は、外壁の塗膜や基材を傷める可能性もありますので、中性洗剤を使って頂くようお願いしました。
    参考 (高圧洗浄機の選び方、使い方/http://高圧洗浄機.com/entry1.htmlより引用)

  • 【サッシの使い勝手】7月14日(水) 定期点検2年目(黒部市K邸)

    Q 「このサッシ、ちょっと大変ね」と奥様。
    A 右側が開き戸になっており、網戸を閉める時はいったんサッシを開けないといけないタイプです。
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    戸を閉める際は網戸を収納するのですが、近くの田んぼからカエルや虫がやってきて網戸にくっついているそうです。そこで「でこピン」のように爪でカエルや虫をはじいてから閉めているようですね。
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  • 【引き戸の開閉】7月12日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町T邸)

    Q 開閉の途中で引っ掛かりがある。
    A 現状を確認。開閉の際に少しの引っ掛かりが感じられました。季節や天候等の湿度変化で鴨居や敷居の湾曲(上下幅の伸縮)が原因と思われます。
    また、開けにくくなる事例では、リビングと和室を仕切っている引き戸が湿度差の影響で「反る」現象もあり、重なり合う引き戸同士が互いに擦れることもあります。
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    現時点(今の季候)を基準にして建具を削ると、季節や天候が変わり、湿度変化によって滑り過ぎて勢いよく閉まる現象も想定されますので、今回は様子を見る事になりました。

  • 【クロス】7月12日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町T邸)

    Q クロスのヨレがある。
    A 現状を確認。2階階段口の一面に貼ってある壁クロス。下地にはボードが入っており、ジョイント部分が浮き出ているものと思われます。下地材の伸縮でクロスの経年変化(伸縮率の低下)で下地材の動きに追随しにくくなっていることが原因と思われます。
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    2年目点検でも少しですが、盛り上がりが気になる状態でした。
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    また、2階のロフトではクロス同士の間に隙間が発生していました。
    これらの現象は湿度変化による(工法にも左右されますが)下地材の伸縮が原因で起こり得る現象となります。ホームセンターで販売されているコークボンドを購入してDIYで充填して頂くようお願いしました。
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