床下点検も兼ねて、床下にある鋼製束の増し締めをすることになりました。図面を見て、どの辺り?と事前打合せ☆
点検ブログ
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【床下点検】5月14日(土) 定期点検2年目(滑川市K邸)
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【お家の定期点検での感想】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町M邸)
今回の5年目点検でも、これといった異常はありませんでした。
ただ、5年目ともなると、庇の無いデザインのお家では外壁面の汚れが気になってきます。点検現場では知人のお家での現象と比較して、「どうして我が家は?」と質問されることもあります。
同じお家であっても、お家の外観デザインや屋根形状、外壁仕様、立地や周辺環境等々の違いがあり、全く同じ条件のお家はありませんが、建てた後のメンテナンス次第(メンテナンスし始める時期がとても大事)によっては、見た目(汚れ落とし)や部材が長持ちする傾向もあります。また、内部では生活スタイル(水蒸気の発生等)や使用頻度や使い勝手等によっても、メンテナンスの頻度は変わってきます。
そこで、これまでの定期点検を振り返ってお家の中でのメンテナンス道具を考えてみました。DIYするにあたっての必需品と思われます☆
①ドライバー(ノブやラッチ受け、丁番の調整等)
②六角レンチ(丁番の調整)お引渡し時に附属品が多いと思います。
③コークボンド(クロスの隙間に充填)色の違いもあります。
④タオル(コークボンドやCRCの拭き取り)
⑤CRC・潤滑油(丁番の異音等)
⑥潤滑パウダー(潤滑油と違ってホコリが付きにくい)鍵穴等
⑦6尺程度の脚立さらに汚れ落とし、もっと楽に・便利に♪を追求していくと、挙げればキリがありませんが、まだまだいっぱいありますよね☆
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【床鳴り/リビング】2月19日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町Y邸)
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【床のキシミ/キッチン】12月15日(土) 定期点検2年目(富山市T邸)
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【床鳴り】8月24日(火) 定期点検5年目(滑川市M邸)
Q 1階のリビングで床鳴りがある。
A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、床下の鋼製束が緩んで鳴っている金属音であると判明。そこで、床鳴り対処も含めて床下点検を実施。床鳴りの該当箇所とその周辺の鋼製束を増し締めして床鳴り現象を改善しました。
鋼製束は車を持ち上げるジャッキのような役割です。鋼製束が支えている木部は季節や天候での湿度の変化によって伸縮します。空気が乾燥している時には木部に含まれている水分が放出され、収縮(木のヤセ)して鋼製束との間に少し隙間ができます。そこで、増し締めという対処をしています。
過乾燥により、ヒビ割れが生じることもありますが、お家を支える柱等には構造用の集成材が使われているので、全く問題無いと思われます。 -
【床鳴り】7月15日(木) 定期点検5年目(富山市婦中町S邸)
Q 床鳴りがある。
A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、床下で床を支えている鋼製束が緩んで鳴っている金属音であると判明。季節や季候の変化による湿度の影響で、木部の伸縮が原因と思われます。そこで、床鳴り対処も含めて床下点検する事にしました。該当箇所の鋼製束の増し締め、周辺の鋼製束の調整も行ないます。
一級建築士の岩見が床下にいる砂田に声を掛けている様子。床下では声が共鳴するようですね。これは床下に入った者しか分からないかも・・・(汗)
床下から砂田が出てきました。手に持っている物は床下専用ボードで下に車輪が四つ付いています。スタッフの間では「コロコロ」とも呼ばれています。
自動車整備工場等々でもよく使われているかもしれませんね。
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【屋根点検】6月19日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町T邸)
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【床鳴り】3月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)
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【床鳴り/床下点検】3月18日(木) 定期点検5年目(富山市M邸)
鋼製束が支えている木部は空気が乾燥すると内部に含まれている水分を放出(調湿作用)する事で収縮し、そこに隙間ができます。その床上をヒトが歩く荷重によって鋼製束の音が鳴る仕組みとなります。
そこで、床下点検の際に床鳴りがある箇所を支える鋼製束の増し締めを実施。懐中電灯と六角レンチを持って行なっています。この画像から様子が分かりますか?
ここで、金属音のする特定箇所を増し締めしても周囲の床にも影響が及ぶ可能性もあるので、再度、周辺の床鳴りする箇所を調査。
床上と床下では音の響き方に違いがあり、聞き取りにくい床下空間。設計士の舘が「※※から○尺」という床上からの大きな声での誘導が功を奏して迅速に改善完了。