壁クロスで少しヒビ割れしているのを発見。
[2階居室/コークボンド充填前]
目立たないように補修することになりました。コークボンドをヒビ割れ箇所に沿って充填しています。
階段口のクロスの施工方法。上下を区切る境目は分かりますか?
デザイン的なワンポイントもありますが、湿度変化という自然現象によって起こるクロスの変化を少し軽減できる効果もあります。(クロスを途中で切ることで下地ボードの動きによるクロスの変化が多岐に渡らないようにできると思われます)
Q クロスがよれている。
A 現状を確認。このヨレ現象はそのまま放置しておくとヨレた跡が残って元に戻りにくい(壁クロスがビニール製の為)事例もあるので、今回の点検で目立たないように補修することになりました。
[1階洋室/補修前] [カッターで切れ込みを入れる]
[ローラーで平らに均す] [コークボンド充填後、タオルで拭き取り]
ビニール製の壁クロスは湿度変化等による下地材(木部)の伸縮にともなって追随(変化)します。
そのためコーナーの仕上げは「ヨレ」を防ぐ為に「切る施工」が一般的。この採用された壁クロスには色が付いており、施工当時はコークボンドを充填した時に補修後の色が目立つ(調色/色合わせする場合は別)と考えられたせいか、「巻く施工」になっていたようです。
[目立たないように補修完了] [今回使用した道具類]
Q この部屋のサッシ枠に結露が多い。カーテンに結露水が染み込んでカビが生えそうだったので、今は下の桟に乾いたタオルを敷いて結露水を吸収させている。A 現状を確認。タオルで拭いておられるおかげで結露跡に発生するカビは特にありませんでした。
[1階洋室/東側]
タオルをずらして現状を確認。少し濡れている様子でした。この部屋の暖房器具はエアコンとコタツとなっているので、湿度が上がる(室内水蒸気量の増加)要因となる器具(石油ファンヒーターや加湿器)、室内物干し等はありませんでした。
隣接するDKでは石油ファンヒーターを使っておられるので、暖かく湿った空気が引き戸の開閉の時にこの部屋に移動して溜まって冷されたものと思われます。この部屋は片引きドアであり、開き戸のように隙間が少ないことで室内空気の流れ・循環が小さな性質もあります。