点検ブログ

  • 【生活スタイルと結露】2014年10月20日(月)お家の点検5年目(高岡市A邸)

    ブラインドウを上げてサッシの状態を検査。窓枠の木部が結露によって少し変色しているのを発見。この部屋では洗濯物を乾かしておられるご様子でした。洗濯物が乾くことで室内の水蒸気量が増加(湿度が上がる)し、室温が下がる(露点)ことでサッシ枠に結露が発生することがありますが、日常的にブラインドウを閉じているせいか、拭き掃除に気が廻りにくい場所かもしれません。
    [和室/西側]
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    除湿機は点けておられますが、洗濯物の量や除湿機の性能等のアンバランスによって一般的なご家庭でも起こり得る現象だと思われます。お客様宅には洗濯物を干せるバルコニー(北側)はありますが、北向きで乾きにくくもあり、季節柄乾きにくい時期でもあり、また、団地内の道路に面しているのでなかなか干せない・干したくないとのことでした。
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  • 【引き戸の緩衝材(ゴムパッキン)の切れ】2014年9月18日(木)お家の点検10年目(高岡市T邸)

    Q 扉(引き戸)同士が召し合う部分のゴムが切れた。
    A 現状を確認。お客様は以前に予備を購入して保管されていたそうですが、緩衝材(ゴムパッキン)の置き場所を忘れられたようです。
    [LDK]
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    召し合わせ部分のゴムパッキンの状態。後日、メーカー在庫の有無を確認して発注(有償)することになりました。
    [正面左側]        [正面右側]
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  • 【トイレの床材】2014年9月18日(木)お家の点検10年目(高岡市T邸)

    床材は木製フローリング仕様。ビニール製のクッションフロアに比べて汚れには強いのですが、水分には弱い性質があります。便器やトイレタンク周りは季節によって結露が発生し、その結露水が床に垂れて床材が変色する事例もあります。便器周りには結露吸収シートが貼ってありました。
    [1階]
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    [2階]
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    ダイニングの床には年に1回程度ですが、リンレイ製のワックスをかけておられるご様子。そこで、トイレの床材にもダイニングと同様にワックスをかけて耐水性を持たせて頂くようお願いしました。

  • 【定期点検の現場から教わること数知れず・・・】2014年9月18日(木)お家の点検10年目(高岡市T邸)

    「新築時の配慮がもう少しあれば防げた現象や補修等があるはず・・・」これは前回の5年目点検でのアフターメンテナンスのベテランがつぶやいた言葉です。
    お家の自主点検はお客様ご家族の生活スタイル等によっても起こり得る現象は異なっていますが、現場に居合わせた担当者の勉強にもなっています。
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    お客様のお話によると、樹脂サッシの部屋(北側と西側)では結露があまり無く、アルミサッシの部屋(東側と南側)は多いとのこと。約10年前の新築時の建築予算の配分で当時の営業・設計担当者との打合せの結果、採用した予算案でした。
    [ダイニング/北側/樹脂サッシ]
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    [リビング/西側/樹脂サッシ]
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    振り返ること10年前。10年前当時の樹脂サッシは非常に高かったようですが、お客様ご家族が選んだ選択の結果が毎年「良かったね」という良い結果として再確認されており、とても嬉しく感じておられました。
    また、仮にそうじゃなかった場合であっても、お客様毎に違っている立地条件や生活環境を考慮した改善提案等ができるよう日々の点検現場を検証していきたいと考えています。

  • 【点検枡】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。特に異常はありません。
    [建物右面/北西側]
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    [建物前面/北側]
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    [汚水枡]
    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
    [建物右面/西側/浴室]
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    お客様からホースをお借りして汚水枡内を洗浄しようとしましたが、ホースの長さが少し足りなかったので、少し離れた距離から汚水枡を狙い撃ちしました。ホースの水流で洗浄しながら枡底にこびりついている油脂等に対して棒を使って取り除いています。
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    お客様にも作業風景を見て頂き、実際にお客様の手でお手入れをお願いしました。
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    [洗浄前]         [洗浄後]
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  • 【シーリングの切れ】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    外壁同士の間に施してある弾性シーリング剤にも紫外線等による経年劣化があります。実際に指で押し当てて弾性の有無を確認することで劣化(硬化)状態を判断することもできます。よく見るとシーリングの片方が少し切れている状態ですが、現段階では特に異常はありません。将来的には経年劣化に対する改装計画を頭に入れて頂くようお願いしました。
    [建物後面/南側]
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  • 【折れ戸の開閉時の引っ掛かり】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    折れ戸の開閉検査。横に移動する時にレール部分に引っ掛かりを発見。
    [2階居室]
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    扉の上部にあるビスを左右からドライバーで補正。左右の動きは改善されましたが、扉を折り曲げた時に底部が床を擦っている状態でした。
    [左側]          [右側]
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    改めて検査すると、レールが扉の開閉の際に削れている状態だったので、再度上部のビスを調整。
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    最後に潤滑油(CRC)をレールとピボットの間(摩擦のある部分)に吹きつけ、レール内のビスも増し締めして現状を改善。
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