お店の正面にはアイアン(鉄)製のオシャレなフラワーボックスが施されています。下のタイルには黒いアイアン(鉄)に発生したサビが落ちた跡がありました。表面に発生したサビはマイナスドライバーの先端で擦ってみるとキレイに取れます。お客様へ部材を長持ちさせるのに将来的なサビ止めの防水塗装をして頂くようお願いしました。
[建物正面/東側]
Q 先日、潤滑油(CRC)を台車に吹き付けて手入れしてみたが・・・。
A 現状を確認。動きが悪かったので、改めて扉を取り外して台車を検査することにしました。
[LDK]
台車の周囲にはホコリが溜まっていました。お客様がお手入れの際に潤滑油(CRC)を使われていたことが原因なのか、周囲のゴミを吸い寄せたのかレールにはホコリがこびり付いていました。
マイナスドライバーの先端で台車やレールに溜まったホコリをキレイに取り除きました。
台車にピタッと絡まっているホコリを軍手やドライバーの先端で上手に拭い取って改めて潤滑油(CRC)で台車の回転を滑らかにしました。
丁寧な手入れの成果もあってかスムーズに閉まるようになりましたが、今度は「バタン」と勢いよく閉まってしまう不都合も・・・(汗)扉の閉まる速さを緩和・ブレーキをかけるクローザーが壊れていました。使い勝手を考えて取替え用の部材を提案することにしました。
Q シャワーの温度調整が効かない。
A 現状を確認。シャワーを持つ手元で温度調整が出来ないと使い勝手が悪いと思われます。後日、メーカーに確認したところ、「浴槽側のメインパネルで温度設定するとシャワーの温度は浴槽側の設定温度以下にしかならない仕様」とのことでした。お客様も日常的に何気なく使っていて、そのうち「何で?」と不思議に感じられたのかもしれません。
[浴室]
そう言えば・・・お客様が言っておられたことにウンウンと共感が持てた言葉がありました。
「引渡しの時に取扱説明書をもらうけど、ほとんど見ない。アレコレと使っていくうちに体で覚えていく性分だし・・・(笑)」そう言われるお客様の気持ち、非常によく分かります。お引渡しの時にお客様へ専門業者の方からひと通りお話して頂いていますが、やっぱり全部覚えられないのが現実かもしれません(汗)
[雨水枡]
雨水枡の点検を実施。枡内は特に異常はありませんでしたが・・・。
[建物正面/北西側]
何故か・・・全部の雨水枡の蓋が逆さに入っていました。弊社スタッフの不手際かと思ったのですが、前回の2年目点検の記録を見ると実際に開け閉めしたようであり、何かのイタズラ?かもしれません。蓋が逆さになっていても問題ありませんが、少し驚いてしまいました・・・(汗)
[建物右面/南東側]
[建物正面/南西側]
[汚水枡]
点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
[建物後面/東側/キッチン等]
お客様にも現状を確認して頂きました。溜まっている白い油脂等は年月の経過とともに次第に堆積して将来的には詰まることもあるので、ホースの水流で定期的に洗浄して頂くようお願いしました。
[建物左面/北側/洗面脱衣室等]
生活排水等はこのように汚水枡を経由しながら排水管を通過して下水道の本管に流れていきます。例えば食器を洗う時に使用する洗剤は油汚れを分解・分離しますが、その洗剤排水が排水管を通る時に電子的・温度的な要因で油を切り離すという「油脂等が溜まる仕組み」を紹介。
シーリング剤の経年変化等の現状を確認。シーリング剤にはゴムのように弾力性があるので、外壁材の動き(湿度変化等による下地材の動きに追随)に伸び縮みしながら隙間が開かないようにしており、雨水の進入を防ぐ役割があります。建物の立地条件等(街中や周囲に何も無いの違い等々)によって太陽の紫外線による劣化現象の進行の違いはありますが、一般的に検査結果によっては10~15年目を目安にシーリングの打ち直し工事をしている事例を紹介。
[建物正面/西側]
劣化・硬化等によるヒビ割れ箇所から雨水が進入しても内部には防水シートが施されているので、直接的な雨漏りの原因にはならないのですが、早めの対処が必要となります。
また、外壁材の表面には防水塗装が施されていますが、塗膜が劣化してくるので将来的な外装工事にも備えて頂くようお願いしました。