雨垂れは特に見受けられませんでした。サッシ枠の真下には雨垂れ防止部材が取り付けられています。小さいですが見えるでしょうか?
[建物正面/南側]
[建物左面/西側]
Q LDK側の引き戸を開閉すると異音がする。
A 現状を確認。3枚引き戸のうち、右側(LDK側)の扉を開ける途中で擦れる音がしていました。全ての扉は同じ形状なので3枚とも入り替えをしてみましたが、現象は変わりませんでした。
[左側は和室/右側はLDK]
扉の傾きに対して補正できるネジや密閉性を高めているモヘヤの位置(出具合)を調整してみました。異音は以前よりは少し小さくなりましたが、扉が少し反っているので完全には改善できませんでした。
お客様に一連の補正作業を説明。冬の間、LDKは蓄暖を点けているので過乾燥状態となっています。仕切り扉を閉め切っていることで「LDKと和室の湿度違いによる扉の反り」が原因と思われます。現象が起こり得ることを今回の定期点検で理解して頂きました。今後の対策として少し扉を開けておいて、LDKと和室の湿度が同じ程度になるように注意して頂くようお願いしました。
2013年9月14日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町W邸)
所要時間 14:52~16:18 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【W邸の紹介/点検スタッフによるお掃除】
今回の5年目点検はお客様と一緒に重い洗濯機をずらして排水口の部品清掃。もちろん、入っていた洗濯水は動かす前に抜いて頂きました。やっぱり洗濯機は非常に重いものです。コーナーに置いてあると力の入れ具合が難しいこと、ましてや人数が2名だと少し動かすにもかなりの重労働でした(大汗)
写真で見る限りは簡単そうに見えますが・・・(笑)
一般的に洗濯機を動かすのは新旧交代やお引越しの時ぐらいであり、非日常的な事だと思います。家族構成がご夫婦とお子様だけだと男手も足りず、人手が増え・頼むのにも迷惑じゃない・こんな時じゃないと出来ないこともありますね。
お家の場合、住まわれていると様々な現象を目にします。気になるか、気にならないかはお客様の性格・感性になると思いますが、原因を改善しないと同じことの繰り返しになることもあります。
現象の原因追及。当時の施工を振り返る時は記録やメモ、現場監督の記憶が頼みの綱となります。しかしながら、補修の場合の基本は現地確認と施工予想という原始的な方法が一般的だと思われます。
Q 給湯器から水が漏れているのでは?
A 現状を確認。給湯器内部の配管状態が確認できるカバーを外そうと試みましたが、右側のビスは回って開けられたのですが、左側は錆が原因で開けることが出来ませんでした。
そこで、片方だけ開けながら内部の様子をお客様にも確認して頂きましたが、濡れている跡は見受けられませんでした。濡れている原因は別にあるようです。
周辺調査の結果、濡れている場所は給湯器ではなく、横にあるヒートポンプからの排水パイプの不備によって水が漏れていたと思われます。排水パイプの有無をお客様に確認しましたが、元々無かったのでは?とのことでした。
仮に排水パイプがあった場合、ドコに流す予定だったのか?を確認すべく、設備台の横に立ち上がっている配管に水を入れてみることになりました。
ホースからの水が配管を通って雨水枡内に出てきているのを確認。排水パイプが当初から無い弊社の不手際と思われますので、無償で取り付けることになりました。
Q エアコンが取り付けられている壁面から汚れが垂れてきている。
A エアコンの取り付け部分の壁がホコリ等で汚れているのと同時に、エアコンによる結露等によって垂れてきているものと思われます。
[LDK]
工事になると有償になります。無償の範囲内で済ませたいとのご希望だったので、定期的なお掃除をお願いしました。2年目点検時も同じような状態だったとのことです。
※ 参考/㈱スリーディー/http://www.3d-eco.co.jp/article/13310760.html/エアコン水漏れの原因
原因の大半がドレンホースの詰まり。詰まると水がそこから逆流して室内に入ってくるそうです。
内部に溜まったホコリ、カビ等が塊となって室内機と室外機をつなぐドレンホースの途中で血栓のように詰まったり、ドレンホースの外側出口から虫が入ってくることで障害物になることもあるそうです。
また、ドレンホースの傾きが水平方向に設置されていると、水は上から下に流れる性質があるので、傾斜が逆方向であれば出口側に水が流れず、室内機へ逆流します。また、何らかの理由でエアコン本体が斜めにずれた(ドレンホースが出ていない側に傾いた)場合は、ドレンパン(本体の受け皿)からドレンホース側へ水が流れず溢れることもあるようです。
Q 以前に洗濯機の排水が詰まって下水臭がしていた。
A まずは重い洗濯機をずらして排水管の状態を確認することにしました。
初めての本格的な大掃除だったのか、かなり汚れていました。2年目点検でも同様のご指摘があったのですが、当時は洗濯機の片方だけを持ち上げて排水ホースの確認をして「ホースと金具を接続する為に巻かれていたテープが30cm程度の長さしかなく、そこからの水漏れ」と診断。改めてビニールテープで補強して、様子を見て頂く形となっていました。
お客様も一緒にお手伝いして頂き、以前よりもかなりキレイになりました。後日、専用薬剤を使って配管内部のお掃除をお勧めしました。
[ビフォー] [アフター]
最後はキャップを取り付けてお掃除完了です。
Q カーポートを設置したい。
A 改めて現状を確認。現在は家の正面に斜め方向で車を止めておられるご様子。雪国の場合、雪が降ると車に積もった雪を除雪してから運転するのが一般的ですが、屋根が付いたカーポートの場合は除雪の手間が省かれますので、忙しい時には大助かりです。
カーポートをどの位置に設置するのか?
この地域は特に積雪が多く、10寸勾配の屋根の横(お家の側面)にカーポートを作る場合、落雪でカーポートが破損する可能性が非常に高いと思われます。
実際に空間を認識して頂けるよう、横窪がスケールを手にとって寸法を測りながら、お客様に見て頂きました。新築住宅と同様に「責任施工」を前提にしていますので、カーポートの場合は落雪による破損の影響があるかもしれない・いい加減な施工はできません。屋根の角度が急勾配に対処した弊社からの代案(建物前面で車幅を考えて少し斜めに施工)に理解して頂けるようご提案。