点検ブログ

  • 【開き戸の隙間】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    Q 隙間が見える。
    A 現状を確認。「ドアの底部の隙間」は建築基準法による換気計画に基づいて施工されている隙間であることを説明し、まずはラッチ受けを微調整して、開閉時の少しのガタツキを改善。
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    次に「ドアとドア枠の間の隙間」は扉の使用頻度や使い勝手等で少し傾いている状態であると説明。
    対処方法は丁番の調整になります。順番は「両サイドのビスを緩めて、真ん中のビスで傾き(奥行き)調整」であり、調整が終わった後は必ず両サイドのビスを締めて頂くよう助言。
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    また、扉の戸先が床を擦る現象(このドアはガラスが入った仕様であり、重量がある)が発生することもあるので、「扉を閉めた状態で上下を調整できる」丁番のキャップを外して、その中に見えるネジを回す方法です。回す時は右手にドライバーを持ち、左手の指を扉の底部に挟んで、扉の微妙な上下移動を指先感覚で判断して頂くよう助言。
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  • 【結露】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    結露跡は特に見受けられませんでした。お客様宅の暖房機器は蓄暖です。
    「蓄暖だと室内が過乾燥になる?」とお聞きしたところ、大きく頷いておられました。
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    蓄暖であっても、結露する仕組み(蓄暖が切れた後は室温が低下し、室内の水蒸気量が変わらなければ露点となって結露する)や寝室の結露が多い事例を紹介。
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  • 【クロスの隙間】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    クロスの隙間について。木部が湿度変化によって動くことでクロスも追随し、お部屋の隅っこに隙間が発生する現象を紹介。
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    そこで、施工面では隙間が発生することをあらかじめ想定して、コークボンドというボンド剤を隙間に充填しています。ボンド剤にも耐用年数があり、室内の諸条件によって異なっていることを説明。
    隙間が見えても景観上であり、隙間風が入ったり、構造上には全く問題ないことを改めてご理解頂きました。
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  • 2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)
    所要時間 17:28~18:48 晴れ
    スタッフ 大矢、渡辺

    【K邸の紹介】
    お家全体は白を基調として、玄関や道路側から見える前面にはカラーをつけてワンポイント☆
    オシャレ感が漂っています♪
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    室内のリビングの様子。
    両サイドからの採光、そして薄型液晶テレビの背景となる壁にはエコカラットを採用、天井には間接照明を配置したレイアウトです。
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    キッチン照明にはダウンライトとピンポイントで向きを変えられる照明もあります。
    お客様のセンスとインテリアコーディネーターの発想が掛算で演出された空間☆☆☆
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    最近のお家では居住性はもちろん、快適空間、癒し空間、思わず笑顔になれる安らぎ空間等々、様々なご要望がありますし、これに応えるスタッフの感性やセンスにも驚かされます。

  • 【リビングの間接照明】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    Q 蛍光灯をどうやって取り替えれば良いのか?と思って、間接照明はほとんど点けていない(笑)
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    1年目点検の際も「お客様アンケート」で同じ感想がありました。デザイン的にはとってもステキなんですが、「いざ、メンテナンス(現状の維持)」となると、なかなか難しいものがあるようですね(汗)
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    次回の訪問の際には実際に脚立を使って取替え作業をお客様と一緒にしたほうが良いと思われます。

  • 【結露】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    お客様宅の暖房器具は石油ファンヒーターとエアコンです。結露についてお聞きすると、寝室での結露がひどいとのことでした。
    寝室の場合は、「就寝後、室内では次第にヒトの呼吸(水蒸気の発生)によって室内の水蒸気量が増加し、気温が一番低くなる朝方に露点になって、サッシ枠等に結露水が溜まる」という仕組みを紹介。
    夜間はプライバシーのためにカーテンを閉めますが、これが室内の空気の対流を妨げ、カーテンと窓との間の気温が低くなりやすく、結露の原因にもなっているそうです。
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    また、「灯油が1ℓ燃焼すると水分が1ℓ発生する」ことを説明すると、大変驚いておられました。
    「灯油を燃焼させながらエアコンで除湿すると室内が乾燥してバランスが取れるかも(笑)」とお客様。
    お家の健康(低湿/乾燥)とご家族の健康(適度な湿度)とのバランスが難しいですね。
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    結露跡(特にゴム枠部分)にはカビが発生することもありますので、タオルで拭き掃除して頂くようお願いしました。

  • 【開き戸の開閉】2011年8月24日(水)お家の点検5年目(富山市K邸)

    開ける時にドアノブの緩みを発見。ドライバーで根元のビスを増し締めしました。ここで、お客様には「ドアノブのグラグラ感があった時は早めにドライバーで対処(そのままの状態で使っていると、壊れる原因→ドアノブの取替え?)」して頂くようお願いしました。
    [居室等]
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    リビングドアの開く軌道の延長線上にある壁クロス(ドアノブのある高さ)に凹み跡がありました。床のストッパーは正常に機能しており、思い切って開けた時に凹んだものと思われます。
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    また、開閉の際にラッチのかみ合わせに違和感があったので、ドライバーでラッチ受けの位置を微調整して現状を改善。ラッチ受け金物のビスを緩めると、固定されていたラッチ受けが少し動きます。
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    扉が少し下がっているようだったので、丁番を回して正常な位置へと改善。使用頻度等によって、少しずつ下がってきたものと思われます。
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  • 【壁クロス】2011年7月23日(土)お家の点検5年目(富山市O邸)

    リビングや居室等にクロスのヒビ割れや浮き等を発見。クロスの下地材であるボードのジョイント部分やお部屋のコーナー部分は年月の経過(経年変化)で隙間やヒビ割れ等が発生しやすくなります。クロスはビニール製であり、年月の経過とともに次第に硬化すると、下地材が湿度変化(季節の変化や天候)による伸縮(木部の調湿作用)に追随できなくなってヒビ割れや隙間等の現象が起こります。
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    クロスの保証は2年目で切れていますが、今回は点検スタッフが点検現場に携帯しているコークボンドで、出来る範囲になりますが、目立たないようにコークボンドを充填して補修することになりました。コークボンドを出して指でなぞり、タオルで吹き上げて、均等になじむように工夫しています。
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  • 【結露】2011年7月23日(土)お家の点検5年目(富山市O邸)

    Q 冬の間、玄関ドアがビチャビチャになっていた。
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    A 冬の暖房器具をお聞きすると、リビングでは石油ファンヒーターを使っておられたご様子。灯油が1ℓ燃焼すると水分が1ℓ発生する事を説明。
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    玄関ドアに結露が発生するのは、リビングドアの開閉で石油ファンヒーターによる湿った暖かい空気が玄関ホールに移動し、玄関内で冷やされて露点になり、結露していたものと思われます。お客様も仕組みを納得されました。
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    お客様は調理器具をガスからIHに取り替えられていたそうで、調理時(ガスの燃焼)の水蒸気の発生はほとんど抑えられますが、お家には展示場と違って、住まうご家族がいて生活されていますので、生活スタイルによる水蒸気の発生は避けられないと思われます。
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