点検を実施。特に異常はありませんでした。
背中に敷いている物体は「通称、ボード」という、車輪を取り付けている板であることは過去の点検ブログで話題になりましたね。
でも、床下にはこの便利な代物が使えない場所もあるのです。それは水廻り。体重の掛かった車輪で配管をキズ付けるとイケナイですからね。その時は「ほふく前進」スタイルになり、かなりの体力を消耗するそうです(汗)
[参考/2008年11月14日富山市Y邸2年目点検、床下点検]
色によって、お湯(赤色)と水(青色)の配管が分けられています。
Q 屋根材はコロニアル仕様。「10年目を目安に表面に防水塗装を施したほうが良い」とあるが、防水塗装をしなかったら、雨漏りの可能性があるのか?
A 屋根材(仕上げ材)表面の色あせと雨漏りとの直接的な関係はないようですが・・・。
でも、自然環境等によって表面の防水効果(耐候性)が次第に落ちてきたり、屋根雪が凍結し、地面に落ちる時に仕上げ材の表面を傷つけたりすることもあるそうで、その傷ついた部分から水分を吸収するようになります。
これが冬場では、水分の凍結(体積が1.1倍に膨れる※2)や解凍の繰り返しでヒビが入りやすくなり、太陽の紫外線の影響も合わさって、更に劣化のスピードが速くなると、防水シート(アスファルトルーフィング)が露出してしまう可能性もあります。
※2 ペットボトルの飲料を凍らすと、容器がパンパンに張ってしまいますね。
防水シートは風雨によって破れたり、飛んだりします。また、直射日光にさらされれば熱で溶けたりすることもあるようで、これを保護する屋根材の定期的なメンテナンスが必要となってきます。
したがって、仕上げ材を保護しないと最終的には雨漏りに結びついてしまうようですね。
(参考/2008年12月13日富山市U邸2年目点検、屋根点検)
また、外壁のコーキングの劣化等が速い箇所は、日当りが強い「南側と西側」で、紫外線等による経年変化になります。防水シートを外壁材が保護しているという構造は、屋根の仕組みと似ていますね。
(参考/2008年11月14日富山市Y邸2年目点検、外壁)
お家の屋根はコロニアル仕様。屋根材が色あせても雨漏りの直接的な関係はないのですが、耐候性を保つ為に10年目を目安に、表面に防水塗装を施したほうが良いと思われます。
太陽光の紫外線ってお肌にも悪いのですが、お家にも少しずつ悪影響を与えているようですね。
また、雨漏りを防ぐ部材としては「スレート瓦(コロニアル)」でなく、その下に敷かれたアスファルトルーフィング(防水シート)となっています。この「防水シート」に異常が無ければ、雨漏りの心配は無いと思われます。
「瓦やスレート等の屋根材」というのは、防水シートを保護する為に、上に載っているイメージですね。
(参考/2008年8月28日富山市K邸2年目点検、屋根点検)